お盆。。受け継いでいきたいもの。。 | いんてりあ・とーく☆鯖江ほっこり新築&リフォーム

お盆。。受け継いでいきたいもの。。

お盆ですね。



実家に帰って、お墓参りをしました。

父と母も、年をとりました。

どんな用事よりも、最優先で、両親のカオを見れる機会を作らなければ。。

このごろ、とみに、そう思って。。

ひとつき前には、電車の切符をとっておまきした。



私の実家の地域では、15日の早朝に、

お盆の間に帰ってこられてた仏様を、お墓までお見送りします。。



母が、足が痛くて、お墓参りに行けないから、、、、と。



生まれて初めて、父とふたりきりで、お墓に参りました。。


明け方の澄んだ空気のなか。。。

さわさわと、風が吹いて。。。父とふたり。。。

お花を換えて、お墓に水をかけて、ろうそく、お線香。。。



とても、貴重な時間になるだろうな。。。今日の日は。




今日は、私の実家で代々受け継がれてきた、お盆の行事の話をすこし。。




毎年、母が、なにやら忙しそうにしている、お盆の行事について、

なにも知らず、無頓着に生きてきました。



恥ずかしながら。。。。

こんな年になって、去年、初めて、母から教えてもらった、お盆の話。

ひとつひとつの行事に、きちんと意味合いがあるのです。



8月8日に、町内のお寺に

ご先祖様の戒名を書いた「経木」をもらいに行きます。

子供の頃、広いお寺の境内で、百軒以上はいる人のなかで、

お坊さんから、自分ちの名前を読み上げられるのを、今か今かと

どきどきしながら、待っていたことが、遠い記憶にあります。



お寺の境内には、われるほどの、せみの声。。。




「経木」をもらってくると、お先祖さまが、うちに帰ってきます。

 お迎えの料理は、「かぼちゃ」の煮たのと、「あずきのごはん」

 かぼちゃとあずきごはんは、

 とても、いたみやすい。。

 いたみやすいものは、あしのはやいもの、、ともいいます。

 足のはやいものにして、早く帰ってきてや、、、、と。



ご先祖様、おかえりなさい。。。



ご先祖様が帰られてる間中、経木を並べたお仏壇に

毎日、何度でも 「ごはんと熱いお茶」をそなえます。

おそなえしたお茶は、お盆の間中、捨てずにびんに溜めておき、

お盆の終わりに、「無縁仏」さまに、さしあげます。



13日 お寺さんが来られるので

    朝、なすやきゅうりや果物、7品をはすの葉のうえに供えます。




14日 朝 乾物のお料理をつくります 

      白うり、しいたけ、ふ、ゆば、十八豆の五品で。


    

    昼 おそうめん おつゆも手づくりで、お供えします。



    夜 最後の夜は、あんころもちで、もてなします。



そして、いよいよ。



15日の朝。。。いちばんに、帰っていかれます。



    朝ごはんのお供えは、

    小さくにぎったおにぎりをお弁当パックに入れて。

    ひじきのおかずもつけます。

    長い道のりを帰っていかれる、ご先祖さまが、

    おなかをすかずに帰れるように。。。。




15日朝。

 「経木」を、お墓の読経が流れ続けている、経木の置き場所に

  そっと置いて、さかきの小さな枝で、お水を三回かけて、

  手を合わせて、、、送り出します。



「お先祖様。。また、来年。。。。。



ずっと昔から、受け継がれてきた行事は、

とても、そぼくでアタタカイ。。。。



わたしたちも、絶やすことなく。。。守っていきたいと思います。