現場で泣いた日。。
子供の頃から、、基本、、打たれづよいのである。。。
現場でも、仕事でも。。
つらくて、泣くことなんて、、、基本、ない。。
けど、やさしくされるのには、めっぽうヨワイ。。
今回の現場。
直接の仕事ではない分、利ハバが、なく、きびしく。。
見積もりの見込みやヨミなど、すこしのミスが致命的になる。
そして、そんなときに限って、痛恨のミス。
回収できるお金は限られているが、
職人さんたちには、動いていただいた分、きちんとお支払いしたい。
いつものことであるが、あいだに入って、自分の分を削る。。
私にとっては、お客様と同時に職人さんたちも、大切。
私は、赤字を覚悟しようと。。。。
いつだって、不安いっぱいで、いつだって、ギリギリ。。
オンナひとり親方の私。。
そんな私を、20年近く、見てきてくれてる、大工さん。
なんにも言わなくても、私の気持ちや辛さや、
釘打ちながら、、黙って見てる。
現場で。。。
「もうけ、ないんやろ?
元請のあんたに、もうけがないんなら、仕事をしていても、楽しくない。
あんたに利益をとってもらうために、自分はしてるんや。」 と。
「下請けやからって、自分だけ、お金もらったら、ええなんて思えないんや。
もいっぺん見積もり見直して、どんだけ払えるか、寝んと計算してこいや。」
支払いの予測を、そろばんはじいて、もいっかい持って行くとき、
それでも、自分の分、めいっぱい減らして、経費つけて、計算出したら、
「こんなん、もう、ええからっ」と、自分の分、切って、
「こんだけにしとくっ。また、今度、いいときもあるわぁ。。」 って。。。
苦しいとき、
コトバで、チカラになるから、、、って、口で言うだけの人よりも、
なんにもコトバでは言わなくても、
お金をぽんっと出してくれるのって、
本気で心配してくれてるんやな、身内なんやなって、心から思えて、
そんなに思ってくれてる気持ちが、ほんま、うれしくて、、、、。
お金で気持ちは買えんけど、
気持ちはお金で出せる。。。
ぶっきらぼうだけど、心配してくれる「熱い思い」がうれしくて。。
現場で、いつものごとく、ほうき持ちながら、
涙こぼして、だまって、床を掃き続けた。。。。
あかん。
やさしいのには、めっぽう、ヨワイわ。。
