父と母と昭和(上棟編)
大阪の「建築大好き人間の会」という集まりがあるからと、
お誘いいただき、行ってきましたっ。
大阪の設計士やデザイナー、インテリアコーディネーターやら、
男女総勢21名でがやがや~
不景気はどこへ???活気あふれる会でしたぁ。。
帰りに、岸和田の実家に寄ったところ。。。
な、なんと!!
40年近く前に建て替えた実家の上棟の日のビデオがあるんやと父。
実際には、そのとき、八ミリカメラで撮ったものを、ビデオにダビングしたらしい。
たしか、むかーーし、みんなで、部屋暗くして、白壁に映して見た記憶が、かすかに。。
ジーーーッという音の八ミリ映像。
音はなく、映像だけが、流れる。。。。
当時、私は中学生。
はじめに、100年以上は経つ、生まれたときから住んでた家の映像。
古い壁、レトロな照明、煮炊きしてたのは、かまど。。おくどさん。
炊きつけの松葉は、山にひろいに行ったな。。
小屋には、茶色の牛がいたし。。
昭和47年3月2日。上棟式。快晴。
40代なかばの、若かりし、父と母。。
おおぜい集まった、近所、親戚の人、人、人。。
ゆうに200人は超す。。建前は、文字通り、お祭り。
今のように機械はなく、数十人の男衆で棟木をかつぎ、棟上をする。
おおぜいで、つなを引き、柱を立てる。棟を上げる。
汗、喧騒、笑顔。。わっしょい、わっしょい。。声が聞こえてきそうだ。
建ち上がった家のなかで、ござをひいて、一服。。
茶碗に酌んだ、一升瓶の酒。
割烹着姿の隣組のおばちゃんたち。。笑顔、笑顔。。。。
一服がすんだら、いよいよ、おもちまき。
父を中心に、身内の男性陣が、モーニング姿で屋根に上がり、
おもちを撒きます。
おもちが舞うたびに、こぞって、取り合う人、人、人。。。
昭和の建前の宴は、にぎやかに、夜中まで、続きました。。
人々の動きや笑顔、なんか、ちょっと、どんくさいけど、
なんか、あったかい。。。。みんなで集まって。ご近所さんは助け合い。
そんな昭和の時代、、よかったなぁ。。。
ちなみに、女は不浄であるから、、と、
この、おもちまきには、私は、屋根に上がらせてもらえなかった。。
そんな時代でもあったのね。。
このときには、まったく、予想してなかったけど、
今、縁あって、、建築の仕事をさせていただいてる私には、
とても、感慨深いもののある、父と母と昭和の上棟の映像です~