芝公園のホテルに泊まりました。
創設60年ということで、確かに趣きある外観。
チェックインをすませ、部屋に向かいます。
私の部屋は1470。
4階なのになぜ?1470?
軽~く疑問を抱きつつ部屋に入りました。
なるほど・・・さすがに60年だと古めかしさはあるな。
と、思うと同時になんだか、みょ~な気分。
でも、その時は研修も終わったし、この後遊びに行くのが楽しみで特に気にしていませんでした。
その日の夜は、前のブログで書いたとおり、大井競馬場に2万円貯金して、ほろ酔い気分で部屋に戻りました。
酔っ払っていたので、その日はそのまま寝てしまいました。
朝起きてシャワーを浴びてる時、ふと見上げると天井にしみのようなものが。
なんだこれ?
よ~く見てみると、赤い・・・
血だ。
うぉ!?気持ちわる!!
ささっと身支度して、足早に部屋をでました。
チェックアウトして、研修会場に向かう途中ある異変が・・・
腕が痛い。なんだろう。
上着をまくってみてみると・・・

(この写真は名古屋に戻って撮ったものです)
アザがある。
どこかかにぶつけたりした記憶はない。
なぜ・・・?
私のいやな予感は当たっていた。
数年前、この部屋である事件があったらしい。
「しっぺ殺人事件」
時をさかのぼる事10年前、その日は、この部屋で「第24回しっぺワールドカップ 日本女子予選」が開催されていました。
その時代、話題になっていたしっぺ界の2人の女王が順当に決勝戦まで進んだそうです。
しっぺ瓦割り10枚の記録を持つベテラン、腕伏 強子(うでぶし きょうこ) 36歳
VS
しっぺ界の超新星、 大字 ペシ美(おおあざ ぺしみ) 23歳
前評判では、若さと勢いそして美貌に勝るペシ美の評価が圧倒的に上回っていました。
「しっぺは世界に平和をもたらすのよ。しっぺを広めるために、しっぺのすばらしさを世界に広めるために日々努力して鍛えている私が日本代表にふさわしいのよ!この小娘が!!」
「しょせん、しっぺなんて広まらないのよ。私はしっぺを土台にしてアイドルとして芸能界で成功するのよ!!おばさんはさっさと引退しなさい。」
強子はしっぺに対してそんな気持ちでいるペシ美のことが大嫌い。
それなのに世間からはちやほやされるペシ美のことがねたましくてたまりませんでした。
決勝戦
いままでの不満が爆発するかのように強子はペシ美を攻撃しました。
「この小娘が!!」 ペシペシ
「この白くてすべすべした腕のどこがいいのよ!!」ペシペシ
日々鍛えている強子とペシ美の実力差は歴然でした。
ペシペシペシペシペシペシ・・・
ペシペシペシペシペシペシ・・・
ボキッ!!!
強子は我を忘れてしっぺし、ペシ美の腕を折ってしまいました。
これは「しっぺルールブック 第3項 相手の腕を折ってはいけない」に反するもので、相手の腕を折ってしまった強子はしっぺ協会追放になってしまいました。
もちろん日本代表にもなれませんでした。
36歳の強子にとって最後のしっぺワールドカップ出場のチャンスだったのですが、それを自らの反則によって失ってしまったのです。
「私は・・・私は・・・」
悔やんでも悔やみきれません。
「私はただ、世界平和の為に・・・世界にしっぺのすばらしさを広めたいだけだったのに・・・」
強子はその日から、姿が見えなくなりました。
噂によると、自ら右手人差し指と中指を折り、二度としっぺのできない指にした時に、そこからばい菌が入って、なんやかんやで死んでしまったそうです。
以後、その部屋にはしっぺを広めたいという強子の怨念だけが残り、その部屋に泊まった人の腕に、しっぺをし続けているとのことです。
よく見ると私の腕にも・・・
ほら、強子が・・・

ペシペシ・・・
ペシペシ・・・
あなたの耳元からも聞こえませんか?
ほら、腕をみてごらん。
ペシペシ・・・
キャーーーー!!!!

↑はい、うそです。しっぺで殺人してねぇし(笑)