おはようございます
術後2日目、初めて病院で朝食をいただきました
”小学生じゃないんだから、紙パックの牛乳なんか飲めないわ・・”
と、思いながら牛乳を飲む
朝からいきなり、研修医の先生が指導役?の先生と、看護師さんとキャビネットをゴロゴロしながら入ってきて
”シートの張替えをしますね~~”と、言われた
もふもふ心の声
”ぎょえ~~~ 張替え???”
イヤイヤこれ無理でしょ!!
どーみても生々しい傷に、テープとシートがものすごい粘着力でもってビッタリとくっついているように見える
これを はがす??
心の準備をする暇もなく、処置は始まる
ひょえ~~~!!
あれ???
拍子抜けするほど、ヌルヌルと何の痛みもなくはがれてゆく
まるで、胸の上に、のっけただけのスライムをはがすが如くあっさり感
さらに、看護師さんが”消毒しますよ~~”と、傷のあたりをツンツン
またまた、ヒョエ~~と、なるけど、それも何の痛みもない
不意打ちでこんなことがあるとは、心臓に悪いわ~~と、思ったけれど、落ち着いて考えてみたら・・・
入院時に、入院中のスケージュールをわかりやすくまとめてあるプリントをもらって、それにちゃんと”シート張替え”って書いてあったわ~~
流してたわ~~(@_@)
お昼頃、”髪を洗いましょう。病院のシャンプーでもいいし、自分のでもいいですよ”
と、言ってもらう
”ヤッホ~~”
自分は座っているだけで、髪を洗ってもらう。
サッパリ
術後3日目の朝一番の体温・血圧測定の時のこと
来てくれたのは、やたらに無愛想な感じの看護師さん
私は内心
”(デヴィ夫人風で)あなたちょっと周りを見渡してみられたらいかが?
そりゃあ客商売じゃないでしょうけど、どの看護師さんも、もう少し愛想がいいですよ”
と、思った
一通りのことが終わった後、私の枕もと側に移動し、いきなり座った姿勢になり、ベッドの柵の間から顔をのぞかせ、
下から私をしっかりと見上げて
無愛想ナ
”大丈夫ですか? 気持ちの浮き沈みはないですか?”
※この時点で内心、かなり揺れています・・・
もふもふ
”気持ちの浮き沈みはあります 少しテンションがあがると、急に胸の傷のことが思い出され、サーッと気持ちが沈みます”
無愛想ナ
”そうですか・・・ 臨床心理士の方とかご紹介できるんですよ”
誠実な感じで言ってもらう
彼女から私を思いやる気持ちを感じた
正直言って、私は人とのコミュニケーションが苦手で、臨床心理士という方と何かが分かち合える気がしなかったので、お断わりした
彼女は”そうですか”と言ったあと、そのまま私を見つめて目をそらさなかった
え???
かなり、動揺した
私が、心を開くのを待っているようにも感じた
彼女は動かなかった
初めて、私の心の奥底にまできて、寄り添ってくれた人だと感じた
私は正面を向いたまま、黙っていた
心の奥にある、秘密基地のようなところまで、来てくれた人がいたこと
嬉しくて、泣いてしまいそうだった
心のうちは、ばれていたと思う
彼女と、私の心の奥底と綱引きしてるようだった
でも、ここでさらけだすわけにはいかんのじゃああ~~~
かなり長い時間にも感じた
でも、夜勤の時間帯であり、暇人の私には勝てません
”そうですか・・ いつでも、言って下さいね”と、言い彼女は退室した
彼女が退室してから、涙が流れた
ガンになって、初めて流した”嬉し涙”だった
支えてもらった経験を大事にしながら、生きていこうと思った