おはようございます
”もふもふさ~~ん”と、呼ばれて少し意識が戻る
夢を見てた
”アレ・・? 私、手術してたんだ”
と、思う位に、何の感覚もなかった
同時に、喉から何かがニュルニュルと抜けていく
囲んでいる誰かから”もうちょっと!もうちょっと!”と、応援される
手術台からベッドへの移動を感じながら、ゴロゴロと移動しているのも感じていた
”ああ~ いまエレベーターだなあ~~ 病室についたなあ~”
というのも感じていた
頭の上からいうと、酸素マスク、心電図、自動血圧計がつけられている
酸素マスクは想像以上に苦しく、自動血圧計が15分おきに”シュパー”と収縮しだすたびに、同じ左手で受けている点滴の針のあたりが”キュー”と圧がかかり痛い
指の先に、酸素濃度を測る洗濯ばさみのようなものが、テーピングされている
そして、尿の管。痛くはないが、違和感があり、精神的にキツイ
両足には、弾性ストッキングをはいた上に、フットポンプ?のようなものがシュパシュパやっている
全く頭から、足の先まで、身動きがとれない
意識がもうろうとする中、思っていたことは
”何か・・いよーうに暑いゾ??
何なんだ??”
という、感じ
感覚的に布団が2枚になってるぞ??
看護師さんが
”汗かいてるね”と、気づいてくれて、汗ビッショリになっている私を、タオルでふいてくれたあと、
”電気毛布抜くよ~~”といいながら、電気毛布をはいでくれた
私は心の中で
”ヒョエ~~
電気毛布??
ナッゼ~~~~????”
私の辞書に電気毛布はないっていうか、選択肢の中にないっていうか
思いつきもしなくて、もうビックリ
もう・・いっきにV字回復、この時の気力・体力と、退院時と、同じちゃうやろかって位に、そこを境に生き返ったような感じでした
主人が、腫れ物にさわるように
”もふもふ~”と、呼びかけるのが聞こえる
主人のとっている態度というか様子を、肌で感じながら
”何かショックを受けている感じじゃないな・・・自然だな・・
予定していた手術ができたんだろうか・・・
何か、脇のあたり、違和感あるけど、広範囲ではない気がするなあ・・”
などと、考えていた
手術は午前中にあり、午後の3時位に水を飲む許可が出ました
楽のみ?っていうのかな?
急須をちっちゃくしたような容器に、水をいれ、主人から飲ませてもらい、飲んだ量を記録紙に記入していく感じでした
とても、美味しく感じました
先生の回診がありました
”痛くないですか?” と聞かれ ”痛くないです”
と、答えると、ホッとされているように、見えました
先生の回診は入院中ずっと、研修医の先生とセットで、一人で病室にいらっしゃることは一度もありませんでした
”とにかく明日の朝には尿の管は外してもらえるはずだ”と、自分に言い聞かせて、
ガンバロウと、思いました
痰を出やすくするという吸入も、2回ほどされたけど、痰がでたことは一度もなく、喉の違和感だけがあるという感じ
痛みが全くなく、怖くなって看護師さんに
”全然痛くないんですけど・・大丈夫ですか?
点滴に痛み止めが入ってるんですか? あとから痛くなるんですか?”
と、質問したら
”たまに、痛みがない人はいる 今痛くないんだったら、後からは、痛くなることはないと思うよ”
と、言われホッとしました
夜はもう・・寝てしまう作戦をとろうと思ったけれど、自分でもビックリする位に、気づいたら寝ていました
そして、寝ている間の時間の経過の感覚がなかった
(マバタキしたら、1~2時間経っているという感じ)
目が覚めたときに、”あれ?私寝てたんだ”と、ビックリです
なんやかんやと、深夜も処置は続き、いきなり弾性ストッキングを脱がされ、
”すみませんね 必然的にこうなるんです”と、足から採血されました
”痛いと思います”と、言われましたが、そんなに痛くありませんでした
なもんで、パン・パン・パン・朝って感じで夜は更けました