おはようございます
組織診の検査をした2週間後に診察の予約が入れられていました
それまでの間、不安は大きかったのですが、ネット検索はしないと決めていました
母の時の反省からです
その代わり、図書館にいき、闘病を綴った本を借りて読んだり、乳がんの説明をした本を買って基礎知識を入れたりしていました
図書館の本は古いものが多く、また本になる位ですから、壮絶な闘病が綴られているものが多かったような気がします
患者本人の視点でなく、ご本人はすでに亡くなっておられて、旦那さんとか奥さんの視点で書かれているものが多い印象でした
私が読んだ本の中で何冊か印象に残った本がありましたが、その中でも一番勇気をもらった本がタレントのキャシー中島さんが書かれた本でした
キャシー中島さんの長女七奈美さんが結婚直後、29才という若さで肺がんを発症し、告知からわずか4ケ月で帰らぬ人となった闘病を綴った本でした
あまりにも悲しい現実で彼女の外見の美しさにも見とれましたが、内面の素晴らしさにも感動しました
キャシー中島さんは、この本のあと書きで 読者に検診の重要性を訴えておられました
そして
”そこで何か見つかってしまったらと思うと怖いですね
でも大丈夫!! 早期に発見できれば大丈夫!”
と、書いておられました
私はこの本を、たまたま告知前日に読み、本当に励まされたというか、立ち向かう勇気をもらいました
2018年10月初旬 告知を受けます
告知を受けた日の診察は、主人が仕事を休んで付き添ってくれました
診察室に入った時に”もうダメだ・・”と思いました
そして”泣かない!!” と自分に言い聞かせました
先生の説明が始まる前に、パソコンの中の”浸潤ガン”という文字を発見してしまい
ああ~と思う
先生から”残念ですが、乳がんということになります”
と言われました
今の段階でのステージ、今後の治療方針などの説明がありました
誠実で丁寧な説明を受け納得しました
私も主人も信頼できる先生だと感じ、この先生にお願いしようと思い、その日に手術の予約まで入れました
転移の有無を調べる必要があるとのことで、CT検査をその日に受けることになりました
私は”ええ~ 今日告知を受けたのに、CT検査まで受けるの~”と思いました
CT検査は造影で行われたのですが、針がうまく入りません。
もう泣きたい気分でした
検査がはじまると、体がぬる~いお風呂に入ってるような感じで温かくなりました
そして、お風呂につかってもいないのに、溺れるような感覚になって、動いたらいけないのに”ウワ~なに??”
と思った瞬間終わりました
先生が ”CTの結果は今日わかったほうが安心でしょう? 大丈夫だと思いますけどねエ”
と当日結果説明をしてくれました
結果は、リンパ節、臓器への転移はないとのこと
もう、外科外来には誰もいなくなっていました
”何か質問はないですか?”
と、私たちにしっかりと時間を割いて下さいました
先生の少しでも、私の不安を取り除きたいという配慮を感じました
主人がいてくれて、心強かった
一人だったらとんでもなかったと思います