おはようございます
MRI検査の翌日は組織診の検査でした
その日も、仕事終わりに大急ぎで病院に向かいました
先日受けたエコーの部屋に通されました
優しそうな女医さんと、看護師さん二人です
エコーで場所を確認されました
先生 ”最初に麻酔をしますね そのあとに、注射針を刺して組織を採ります
麻酔のときにちょっと痛いですけど あとはそんなに痛い検査ではありませんから安心してくださいね”
先生の包み込むような優しい物腰に、不安が和らぐ
看護師さんが胸をつまむようにして固定し、先生が麻酔の針を刺す
少しチクッとしたかな?という程度でそれほど痛くはなかった
女医先生 ”では始めますねえ バチンとピストルのような音がしますからねえ 3回から4回刺しますからね~”
”採れていますよオ あと1回ねえ”
無事に終わり、ものすごい分厚いガーゼを張られてビックリしました
検査が終わってから、疑問に思うことをいくつか質問しました
もし・・乳がんだった場合、手術はいつごろになるのか?
手術になった場合の入院期間はどの位か?
放射線治療は午後からでも受けれるのか?
先生は”まだ決まったわけではないから~”と言いながら質問に答えてくれました
これで、ひと通りの検査は終わったのだという安堵の気持ちと”ああ もう無理っぽいな”
という諦めの気持ちが混ざりました
この頃、心の中はグジグジしていました
いろんなところで、母の葬儀に参列してくださった方々にお礼をいったり、話をしたりしました
ですが、表面上だけ取り繕っているように感じました
心の中は、自分のことで一杯だったのです
いろいろと悪い方向にも考えている時期でした
思い返せば、母には生理がありませんでした
生理がなかったということは、子宮がなかったということだと思います
私が幼稚園に通っていたころ、一時期母がいなかったことがありました
私は、出勤する父に連れられて、同じ幼稚園に通う子供をもつ家に預けられました
そこで、時間がくるまで過ごし、登園時間になったら、そこの子供とお母さんに連れられて登園していました
帰りは、同居していたおばあちゃんが迎えに来てくれました
この時、お世話をしてくれた方が、母の葬儀に参列して下さり、この時の記憶が一気によみがえっていました
母はどこにいるのか 何故いないのか? 何の説明もありませんでした
大きくなってからも、そのことについて聞いてはいけないような雰囲気がありました
今になって、あれはなんだったんだろう・・
もし、ガンだったら遺伝するんだろうか・・
いままで、気にもとめていなかったことが急に気になったりしていました