おはようございます

 

忌引き明けの初出勤

みんな温かく迎えてくれて、心が和みました

ああ~  やっぱりここで働いていたい みんなに負担をかけることになるけど、ここで働いていたい”と思いました

 

でも・・・、今辞めれば、病気のことを言わずに辞めれそう・・・とか保身の気持ちもありました

仕事をしながら、気持ちは揺れに揺れました

 

 

この日は、最後の順番の予約でMRI検査の日でした

先生に泣き落としで、なんとか仕事を休まなくてもいい時間に予約をいれていただいていました

 

昼を抜き、バタバタで総合病院へ

時間ピッタリ位に検査は始まりました

 

更衣室で病院着に着替えるようにいわれます

いわれるまま、着替えて・・予期せず、自分の姿を鏡で見てしまいました

愕然としました

 

思いきり、母の姿と自分とが重なりました

うまく説明できないのですが・・もう・・立っていられませんでした

血の気が引きました

”この姿を父には絶対にみせられない”と思いました

 

頭の中がグルグルしました

何とか逃げることはできないか?

 

治療から逃げる気持ちはありませんでしたが、父に知られず治療できないかと思いました

 

<グルグルの中身>

”良性のしこりがあるんだけど~ちょっと大きかったから~取ったほうがいいって言われて~とることにしたから~”

右矢印良性のしこりだったら、何日も入院することもないだろう・・

 

ちょっと~一段落したから~一週間位、一人で旅行に行くから~

右矢印一週間はいいかもしれんけど、その後、仕事してないのをどう説明するんだ・・

 

ああ~ダメだ・・・逃れられない・・  更衣室の中でフラフラになってしまいました

 

体調が激悪になって着替えを済ませ、ソファに座っていると、看護師さんがでっかい注射器のようなものをもってきました

 

血圧がありえん位に低くなってなっていて、正直少し休ませてくれると思いました

病院の都合もあるのでしょう

検査はそのまま進みました マジか・・ と、思いました

 

 

耳栓をしたうえで、ヘッドフォンをつけました

ものすごく大きな 機械のなかにうつぶせになって入り、体を固定され、ものすごい圧迫感が恐怖感をあおります

エアコンの10倍位の風の音、工事現場のような音・・・

 

もうそろそろ終わりかな・・と思った頃に、造影剤がいれられました

怖いという気持ちしかなかった

30分位と説明されていたけど、1時間位に感じました

終了時刻から逆算すると、やはり30分位だったと思います

 

その夜、主人と今の状況を父にどう説明するか 話し合いました

 

主人は、全てを話したほうがいい。隠し事をするのはよくない。

今はきつくても、その方がいい。

という考えでした

 

私は”父に話す”という選択は到底無理でした

主人から説得されましたが、最終折れてくれて、

”四十九日の法要が終わるまでは話さない その後に打ち明ける”

という段取りにしました

 

変な形で父に話がもれてしまうのを防ぐため、子供達には話すことにしました

 

主人から”乳がんの疑いがある”と話しました

長男(当時高2)は少し動揺しているかな?という感じでしたが、うん とだけ返事をしました

次男(当時中1)は ”知ってたよ~”と言いました。

は?? と思い聞くと、

カレンダーに乳がん検診と書いていたのを 

もう乳がんだと思っていたようです笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

それに 私のバッグの中から ”食事抜き”と赤いハンコで押された書類がチラッと見えていたようで やっぱりと思ったとのこと

 

こちらが拍子抜けするほど、あっさりと”母親が乳がんかもしれない”という状況を受け入れた子ども達でした

 

そして、肝心の おじいちゃんはおばあちゃんを亡くしたばっかりで大変だから、おじいちゃんには話さないように と、口止めをしました

 

結果的に、これは良くなかった・・

後悔しています

 

 

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