おはようございます

 

母の葬儀の翌日、私はやっとの思いで準備をし、総合病院へ向かいます

時間ギリギリに駐車場につき、足をおろした一歩目の嫌な感触今でも鮮明に残っています

 

”嘘やろ・・なんで私ここにいる・・・強行スケジュールすぎるやろ”

と自分で自分に突っ込みをいれました

さんざん、暗~い気持ちで通い詰めた病院です

正直、2~3年近寄りたくない場所でした

 

 

初診受付で紹介状と健康保険証をだし、待合の椅子で待ちます

疲労の極み。座っていられないくらいです。頭痛。横になりたい・・・

 

ずいぶん待っての診察でした

中に入ると、40代位の男性の先生でした

先生の第一印象は ”いい感じの先生だな”と思いました

 

先生の一言目 ”今日は付き添いの方は?”

私(心の声)はあ?? と思いつつ”一人です”と答えました

 

母の時に、”こりゃあ 付き添いないと大変だわ・・というか無理やわ・・”

と思ったけれど、私老人じゃないし、第一主人はもう何日も休んでもらってるから無理なんです・・と心の中で思う

 

軽く問診  

先生:   家族でガンにかかった方とかいらっしゃいますか?

もふもふ: 母が胃がんです。もう亡くなっています

先生:   うんうん、そうですか・・

我ながら平然と言えたなと思います

 

カーテンで仕切られたところで上半身裸になり先生から触診していただく

私は 乳がん検診は毎年受けていたのですが、触診は初めてでしたのでなかなかの経験でした

 

先生: しこりは触れないですね・・んん??(紹介状に目をやり)ああ~検診で所見があるということでこちらにいらっしゃたのね

では、エコーとマンモグラフィーの検査を受けてきてくださいね

 

”こないだ受けたばっかりなのに・・”と思いながら ”はい”と返事をします

 

エコーを受けた時の記憶がありません。

そして、マンモグラフィーは検診を受けた病院より痛かったなという記憶です

 

とにかく頭痛で、頭痛薬を飲むために、待ち時間に売店のパンをほお張ります。

あまりの疲労感にほとんど空席になった待合の椅子に横になって寝てしまいました

 

診察室へ入った時の先生の表情などの記憶もありません。

とても大きなパソコンのスクリーンが二つあり、私の検査画像がすでにアップされていました

拡大してあるようで、40センチくらいの画像になっていました

 

先生:まず、マンモグラフィーですけど、しこりは確認できませんでした。

それからエコーですが、9ミリのしこりがあります。形などから判断して、乳がんである可能性が高いです。

しかしながら、転移している可能性は低いと考えられます”

 

ボーゼンとしました。

ほとんど意地になって、何でもないですって感じで”ハイ”と返事をしました

 

先生:これだけの検査では、はっきりしませんので、もっと詳しく検査をする必要があります

 

MRIと組織診の予定を入れられる。

希望の日時を聞かれて・・という感じでなく、できるだけ早くできる予約という感じで、私の都合など聞かれません。

 

この日は、忌引きを利用して受診していたのですが、すでに一週間ほど休ませてもらっており、さらに休みが欲しいとはいいにくい とその時思ってしまいました

何とか自分の都合のつく日に検査をいれてもらいたいと思い

 

もふもふ”仕事の都合もあって・・その日はちょっと~難しいです” というと

先生: 何の仕事してるの? 職場にも伝えて休むように。なぜ休めないの?何よりも優先しなければいけない

 

ここで、母のことを話してしまいました。

こらえきれず、泣いてしまいました。

 

 

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