こんばんは

 

母の事~ 続きです

約1年の闘病期間中、前半は治療効果もあり穏やかに過ごし、わずかな希望も、もっていました

しかし、母は徐々に衰弱していきました。

 

まず、食事の量が減っていきました。”喉がつかえた感じがする”といい柔らかいもの中心になりました。

持病もあったため薬の量も多く、負担になっているようでした。

ある時、薬を喉に詰まらせてしまい、母は ”死ぬかと思った”と薬を飲むことに恐怖感を感じるようになりました。

 

 

何とかできないかと思ったとき、以前に 服薬ゼリーのCMがあっていたのを思い出しました

さっそくドラッグストアで購入し、試してみます

効果てきめんで 服薬ゼリーがあれば ツルンと飲むことができるようで、母もホッとしていました

 

服薬ゼリーを使うようになって少しして、私はゼリーが減っていないことに気づきます

あれ?? 減ってない・・・ あれがないと薬は飲めないはずなのに・・・ でも、普通にお店にいけば売ってあるものなんだから、父に頼んで買ってきてもらってるのかな?

自分を納得させます。

どこかで気づいてはいたのだと思います。

でも・・ ”お母さん 薬ちゃんと飲んでる?

とは聞けませんでした

 

母は ”薬を飲むのが大変 薬でお腹がいっぱいになってしまう” と言っていました。

食事も十分にとれないのに、薬でお腹がいっぱいになってしまうなんて母がかわいそう

この状況では、薬よりも食事を優先させてあげたい・・と思ってしまいました

 

 

薬を飲んでいないことは、先生の知るところとなります

突然、父の携帯に先生から連絡が入り、父は呼び出されます

そして、厳しくお叱りを受けます

” こんなことでは困ります。 薬が飲めないなら うちでは診ませんよ(その他もろもろ強気発言) ”

 

先生は本気で治療をされていらっしゃるんだよな そうよね・・ と思いました。

父から母に話すように言われていたので、父は板挟みのようになってしまってちょっと落ち込んでいました

 

私は積極的な治療よりも緩和的なことを望んでいたので、先生の強気で熱血、厳しい姿勢に ウワー待って待って~ と腰がひけていました

でも今は思います

人はどんな状況でも 希望をもって生きている・・諦めてない

大切な人に 生きてほしい と思っている

自分ですら気づいていない 本当の本音と先生はいつも向き合っていらっしゃるんだろうな

 

これからは母はどうなるんだろう・・

怖くてしょうがなかった・・

 

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