うつ病は、気づかれにくい、病気として認識されにくいという特徴があります。

熱がでたり、鼻水が出たりしたら、風邪かなと思いますし、

おなかが痛くなったり、柔らかめの便が出たら、下痢気味と思いますよね。

でも、うつ病の場合は、気分が沈む、やる気がない、何事にも興味が持てないと

「気分」に関わることが主です。ですから、本人も周囲の人も、

「気のせい」
「気の持ちよう」
「そのうち治る」

と放っておいてしまいがちです。

ヨーロッパで実施された「デプレス」という、約8万人の一般人を対象にした

うつ病に関する有名な大規模調査がありました。

この調査で、うつ病と診断された人のうち、43%は医療機関に受診していませんでした。

多くの人は、「自分がうつ病だとは気付かなかった」また「うつ病と認めたくなかった」と

思います。

ですので、2週間を目途に、調子が回復しない場合は、専門機関などに相談しに行きましょう。