11月2日(土)今年最後の自主企画ライヴのお知らせです。
第一部は、スペシャルゲストに同い歳の旧友、jazzギタリストの山中享一君を大阪から招いて
コラボレーションします。
繊細で優しい人。 情熱的で真水の様な人。
故にこのご時世には違和感バリバリで生きてるjazzギタリストです(笑)。。。
彼と出会ったのは20数年前のニューヨーク。
僕達は無名の音楽学校でイゴーというロシア人ギタリストからギターを教わっていた。
そして、その学校には、僕達二人しか日本人がいなかった事もあり、ある日イゴーが、
異国の地で互いに助け合い、切磋琢磨する様にと面識の無かった僕達二人を
引き合わせてくれたのである。 (このロシア人ギタリストのイゴーと僕の歪な師弟愛の話は、
以前このブログで「なんでかフラメンコ」というタイトルで長々と綴ってみたのだが、
今でもイゴーの事を思うと胸が熱くなる。 http://ameblo.jp/hide-flamenco/entry-11514339917.html
享一君はそれから頻繁に僕の部屋に遊びに来る様になった。
僕達は時間なんか忘れて無我夢中でセッションを繰り返した。
当時は二人とも笑っちゃうくらいひどい演奏だったけど、あの頃はとにかく大好きな音楽を
誰かと一緒に出来る事が、ただただ楽しかったんだ。
音楽だけじゃない。波乱万丈だった20代の僕のニューヨークでの暮らしの中で、
楽しかった時も苦しかった時も享一君はいつだって僕に寄り添い続けてくれた。
少し大袈裟だけど僕の幸せと命が今あるのは享一君のお蔭だと深く感謝している。
↑ N.Y.の国連教会で挙げた僕らの結婚式で由美ちゃんが着ているこのウェディングドレスは、
享一君の奥さん準子ちゃんの妹さんが着たものを、日本からわざわざ持ってきてくれたものだった。
なんて幸せなんだ。この時も、今も。
先日、東京で久しぶりに会い我が家でライヴの選曲を兼ねながらセッションをしてみた。
１日目＝何をやっても噛み合わない(汗)、享一君はjazzを僕はFlamencoと、
この20数年それぞれの道を歩んできた違いだけが露呈される結果にお互い茫然自失！
悶々としたまま眠りにつき迎えた２日目の朝＝数曲を終えて無邪気な笑顔で享一君
「今、はっきり思い出したで、秀ちゃんの、そのニターとした顔。
あの頃のまんまや！何も変わっとらんな。」
言葉ではうまく表現出来ないんだけど、お互いの心と心に何かが宿った瞬間！
感覚！目には見えない何か！
「いつか一緒にライヴやろうね」と20数年前に約束した。
あの頃はまだ若くて将来への夢や希望や目先の快楽だけでも生きていけたのかな。
今はもっと深遠なものを僕達は求めずにはいられないんだ。
11月2日。ようやく約束したライヴを実現する日が訪れる。随分と時間が経ってしまったけど、
きっとこのタイミングでしかなかったんだと僕達は話しをした。
ライヴ当日に何が起こるのか、毎日ワクワクが止まらない。いえい！
↑左がイゴー。右は若かりし頃の享一君
第二部はユニバーサル・フラメンコ・オーケストラ。
オリジナルのフラメンコと歌をお届けします。今年１年間やってきた事の集大成。
僕達のライヴに足を運んで良かったなと思って頂ける様、一曲一曲魂を込めてやります。
皆様のご来場をメンバー一同、心よりお待ちしております。どうぞヨロシクお願い致します。
Universal Flamenco Orchestra LIVE !
11月 2日 （土）
16：00 - door open 16：30 - start
Studio-K ・ 1Ｆホール
東京都杉並区高円寺南4-39-17 司ビル
（ＪＲ中央線高円寺駅より徒歩４分）
http://www.kobayashi-yk.com/html/studio-k/tizu.html
Charge -￥2500
（中学 生以下l￥1000 ）
当日券のみ ・ 全席自由
飲み物持ち込み自由 ・ 場内禁煙
UFO
special guest 山中享一 Jazz Guitar
樫原秀彦 Flamenco Guitar
樫原由美 Vocal
森 智紀 Percussion
落合康介 Bass
中島順子 Piano