2012年6月29日、30日 熊本 Denkikanでの2DAYSライブが無事に終了しました。
今回のライブはカルロスサウラ監督作品「フラメンコ・フラメンコ」の上映に合わせて
映画館内のカフェを異空間に作り変え映画、絵画、音楽、三位一体のコラボレーションとして
行われたものでした。
曇り時々雨という天候のなか、連日、たくさんの方々に足を運んで頂き、
深い感謝の気持ちが今も溢れてきます。
熊本は妻でボーカルの由美の地元という事もあり、由美の母や、親戚の皆さんも勢揃い。
熊本の重鎮、頼れる姉御、悦枝さんを筆頭に、由美の歌声と生きざまをしかと見届けるべく
同級生の方達が集結してくれました。
そんな友達1人1人の思いに応えようと由美もたいがい頑張りました。。。
アンコールのゼロの歌声は完全にユニバースにいっちゃってました。(笑)
今回は2DAYSという無謀な試みだったのでですが、金曜日にライブを観に来て下さった方々が
翌日のライブにも、友達や家族を引き連れて来て下さるという、
ミュージシャン冥利につきる嬉しく有難い事もありました。
手の震えを必死に抑え(笑)映像を記録して下さった写真家の弓削吉且さん、
凛と美しい所作で美味しいコーヒーを煎れてくださったSHIMO's coffee beans の下山さん、
などなど、、素敵な出会いがたくさんあり、再び熊本に行きたいという思いが
日に日に増していくのを感じています。
今回、ライブを行ったDenkikanは、昨年創業100周年を迎えた
熊本の由緒ある映画館です。 明治44年、窪寺吉之助さんが熊本に人々が集まり
文化と芸術を楽しめる場所をという思いから全ては始まりました。
現在は今回のライブの実現に多大に尽力してくれた4代目・窪寺洋一さんの理念により、
商業主義に偏った映画は上映されていません。
「本物を、本当に良い映画を、人に届けるのが俺の役目だと思ってる。」
という洋一くんの言葉に胸をうたれました。 是非、キムギドクをDenkikanに呼んで下さい。(笑)
そして、ライブの成功を誰よりも願い愛情をもって尽力してくれた洋一さんのお姉さんで、
由美の親友、由美子さん。
「うちはシネコンがやらんことをこの新市街から発信していく。」
と、6月にDenkikanで行われた坂口恭平さんのイベントの話になった時の言葉です。
由美子、かっこよすぎですわ!(笑)
初代・窪寺吉之助さんの血は脈々と受け継がれているんだなと感じました。
そして、信念と誇りをもって生きる窪寺家の皆さんのDenkikanでライブをやらせて頂いた事は
とても光栄な事であり、深い感謝とシンパシーと歓びを僕は今、感じています。
本当にありがとうございました。
まだ続きます。。。
慣れないPAを担当してくれた、ギタリストであり僕と共通の哲学と感性を持つ
ナッチョことアーティストの船津康幸さん。
僕は圧倒的な信頼感を持ってナッチョに音作りを委ねる事で歓喜の世界へと飛翔し
無事に着地する事が出来ました。(笑)
静と動を併せ持つ、素晴らしい絵画作品をコラボさせて頂いた、アーティストであり、同志の青柳綾さん。
綾ちゃんの表現者としての誠実さに感じるものが沢山ありました。
二人との出会いは僕にとって奇跡です。またいつの日か一緒にライブをやりましょう。
最後に、あの日、あの時、何が起こっていたのか、そして僕達が奏でる音楽の本質を
最も深く理解して下さった、吉富さんにスペシャルサンクス。
クマモン共々、熊本で待っていて下さい(笑&涙)。
音とは振動である。
その振動が空間に放たれた瞬間、僕達、弾き手の小さなエゴなど消えて失くなる。
そこにはただ大いなるものが存在するだけだ。
その存在を感じて人と人は共振する。
熊本のみなさん本当にありがとうございました。
秀&由美&智
心より。