阪神本線が神戸地下線への入り口にある駅、阪神本線岩屋駅。このホームから地上に上がる裸の階段が、ずっと気になっていました。

 でも、阪神本線で神戸へ向かう時は、いつも特急で、この駅は通過ばかり、気にはしてたんですが・・・。この岩屋駅は阪神本線が地下線へ入る掘割にある駅で、昔は島式ホームが一つあるだけの駅でしたが、調べてみますと、阪神・淡路大震災後の再開発で、現状の2面2線の構造、要は上り線にの外側にホームが設けられたらしいです。

 この裸の階段は、現在は廃止された駅の東口へ上るための階段でした。現在は駅の西寄りの西口しか改札はありません。

 もともと軌道法であった阪神本線は、各所に併用軌道が点在していて、この辺りも地下化される前は、併用軌道で路面電車のような形態で走っていました。多分、近くの西国街道を走っていたと思うのですが、その併用軌道時代の岩屋停留所が、この廃止された東口の近くにあったらしく、地下化の時も、こちら側をメインにしたそうですが、だんだん西側の今の改札側の方が、利用者数が増えてきたため、東口を廃止したそうです。でも、「なぜ、階段だけが残っているのか」は、まだ、疑問のままです。

 

 とはいえ、昭和、平成、令和と雨ざらしで風雪にも耐えてきたこの階段、何かを私たちに語りかけているような、そんな気がします。

 

 

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