約30年前のJR五能線には「ノスタルジックビュートレイン」という列車が運転されていました。今のように、といってもコロナで自粛気味ですが、白神山地世界遺産とリゾートしらかみ号で、五能線は高い人気を博していますが、当時の五能線は、のんびりとしたローカル線でした。そんな五能線の「ノスタルジックビュートレイン」号に乗車した話をします。

 1992年2月、上野からの寝台特急あけぼの号で弘前駅に降り立ちました。その後、津軽鉄道に乗車するために五所川原へ。津軽鉄道のストーブ列車を堪能した後、お待ちかねの「ノスタルジックビュートレイン」に乗車です。

 五所川原駅から艫作駅まで。DE10牽引の50系客車。これだけでもヨダレの出そうな編成ですが、さらに専用塗装に身をまとい、展望車のついて豪華な編成でした。また、個人的によかったのが展望車と逆側後尾車の顔が50系なんですよね。まさに節約して改造しました感がなんとも良かったです。

 座席指定制で、車内はガラガラ閑散としてました。この列車、オープンデッキの展望車を連結していましたが機関車の次位やったのと、寒さでほとんど車内で過ごしました。この頃、少し鉄道熱が冷め気味な頃やったと思います。この旅も失恋の傷心旅でした。何とも勿体ない話です(^^;)。

 鰺ヶ沢駅で少し長い時間停車していたので、この列車の写真をパチリ。記録程度の写真になりましたが、貴重なカットやと思いますので、ご覧ください。

 

 こちらは津軽鉄道乗車前に五所川原駅で撮影した下り列車です。

 

 この列車を艫作駅で降り、黄金崎不老ふ死温泉で泊まりました。夜、暗くなって宿に到着し、真っ暗な風雪の中、あの有名な海岸縁の露天風呂へ宿の方に無理を言って入らしてもらいましたが、寒くて死にそうになった思い出があります。写真は翌日の露天風呂の写真です。

 

 「ノスタルジックビュートレイン」は、1990年に運行を開始し、1996年に運行を終了しました。「リゾートしらかみ」が登場したのは、翌年の1997年、秋田新幹線開業の時でした。

 

 暑い毎日ですが、雪景色で少しは涼を得ていただけたでしょうか・・・

 

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