JRの特急列車には愛称がついていますが、普通列車にはついていません。一部、快速列車などには愛称名が付くこともあるかもしれませんが、基本的には普通列車は列車番号が付与されるだけで、愛称名はついていません。

 しかし、約30年以上前の国鉄時代にある理由により、4つの列車に愛称が付けられていました。「からまつ」「はやたま」「ながさき」「山陰」、これらの列車に共通しているのは、B寝台車を連結していることでした。寝台券を購入するときに愛称名がある方が、間違いもなく、乗客も買いやすいというのが理由だそうです。私は一度、この山陰号に乗車しましたので、その時のことを書きます。でも、寝台車ではないのであしからずご了承ください。

 1984年12月31日、大晦日。京都発出雲市行の普通「山陰」号。DD51牽引で、オハネフ12と12系6両編成でした。私の乗車するのは、12系の自由席。青春18での格安旅です。

 でも、憧れはB寝台。しかも10系寝台オハネフ12。当時でも10系に巡り合うというのは、ほぼ無いに等しく、関西では紀勢本線の「はやたま」とこの「山陰」ぐらいやったと思います。素通りでもイイから、車内を通り抜けたいと思い、だとするとチャンスは、京都駅停車中のそれも早い時間帯に車内に入り、写真を撮らせて貰いました

 大晦日の夜に京都駅を出発。どこらへんで年越したか、記憶にありませんが、12系客車の座席で、目覚めると、確か大山口駅に着いていて、交換待ちをしていました。暖冬だったのか、雪を見かけませんでしたが、それでもホームの日陰には雪が残っていて、それで顔を洗った思い出があります。まぁ、よくよく考えると非常に汚く、不衛生なことをしてたんですね(笑)。

 この時は、この山陰号で出雲市へついたあと、大社線で大社に行き、出雲大社を参拝しました。

今から思うと、無理してでも、この時、寝台に乗っておけばよかったと後悔しております。

 

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