東武特急といえば、リバティ、スペーシアなどが代表されますが、スペーシアの前には、それらを凌ぐぐらいの格式のあったDRC1720系デラックスロマンスカーでした。
子供のころ、関西人の私にとって、首都圏のしかも私鉄電車に至っては、海外の電車ぐらいの遠い存在でした。それでも、小さい頃からコロタン文庫やケイブンシャなどの文庫本で、小田急ロマンスカー、西武レッドアロー、京成スカイライナーなどの特急列車は知っていて、その中でも格調高い、悪く言えば古臭いけどなんか豪華、という印象が東武デラックスロマンスカーでした。見た目は、151系や485系ボンネットを彷彿させるお顔、ジュークボックスが置かれたサロンルームがあったり、別格の列車でした。
そして、高校3年の冬、1988年12月にほぼ1週間かけて、首都圏の私鉄に焦点を当てた旅に出ました。その旅の中で、浅草から、当時改造したての6050系の快速急行「おじか175号」で東武日光へ。そして東照宮へも行かず、観光なしで折り返しの特急「けごん32号」でデラックスロマンスカーに乗車しております。この日は月曜日で、夕方の浅草行特急はガラガラで、逆に落ち着かなくて、あっという間に浅草へ着いてしまいました。当時はスチュワーデスと呼ばれていたと思うのですが、女性乗務員が乗務されていました。
最後の写真は、サロンルームに設置されたジュークボックスです。この時は使用しませんでしたが、今から思えば、弄っていたら良かったなぁと思っています。
この2年後にスペーシアが登場し、翌年には全車引退となりました。国鉄とデッドヒートを演じ、157系にも勝利したDRCに乗車できたことは、良き思い出です。
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