「年を取ると筋肉痛は遅れてやってくる」というのは本当なのか?
皆さんには,運動をした翌日に筋肉痛になって,「次の日に筋肉痛になるなんて,俺もまだ若いな(私もまだ若いわ)」とほくそ笑まれた経験はないでしょうか。
私も,勤務先でソフトボール大会などがあり,翌日に筋肉痛になると,その事実を周りの皆さんにお伝えしたいという衝動を抑えきれません
私 「早速,筋肉痛になったわ。」
同僚 「○○さん(←私)も,まだまだ若いですね。」
という会話をしたいわけです。
まー,「まだまだ若いですね」といわれること自体が,年を取ったということではありますが…
私の場合,色々記憶をたどってみても,運動してから遅れて何日か後に筋肉痛が始まった,という事がありません。
ですから,そもそも遅れて筋肉痛がやってくると言われてもピンときませんので,本当に「年を取ると筋肉痛は遅れてやってくる」(長いので,以下「TKO説」と書きます。笑)のか,検証してみました
■なぜ遅れて筋肉痛になるのか(σo ̄)ホォホォ
少し調べてみたのですが,どうも「TKO説」には科学的な根拠はまったくないようです。
何となく分かっているのは,筋肉痛が発生するまでの時間を左右するのは,年齢ではなく運動の種類が関係しているらしいということのようです
瞬発的な運動,つまり短くて高負荷な運動ほど筋肉痛は遅れて発生し,逆に,軽めの運動をじっくり行った時などは,筋肉痛は早めに発生するんだそうです。
つまり,筋肉痛が翌日に発生するのは,若いからではなく,「大した運動をしていないから」なんですね
今でも世間では,「筋肉痛が発生するまでの時間が,若さをはかるひとつのバロメーター」になっていますから,「TKO説」が否定されると困惑しますね。
でも,考えればこれを逆手にとって,団体で運動する機会があった場合,適当に手を抜いて運動すれば,翌日に筋肉痛になることになります。「まだまだ若いですね」と言ってもらえること,間違いなしです
今年も,野生化したカモミールが咲いています
■ちなみにφ(..)メモメモ
私が昔,学校で習った筋肉痛の仕組みは,筋肉に蓄えられているグリコーゲンが消費されて乳酸になり,その「乳酸が筋肉痛の原因になっている」というものでした。
ところが,最近では「筋肉が運動によって細かく破壊され,炎症を起こすことによる」という説が有力なんだそうです
この話を読んで,運動をするたびに筋肉が破壊されているというのは,余り気持ちの良いものではないですが,それより驚いたのは,自分達の体で日常的に起こっている事の仕組がまだ良く分かっていないということです。
私が学生の頃,筋肉痛になったら,乳酸が早く無くなるように痛い箇所をマッサージしていたのは間違いで,余計に筋肉を破壊していたのかもしれません
それにしても,運動直後に筋肉痛を覚えて,「俺もまだまだ若いな!」なんて喜んでいた自分が恥ずかしい…




