正しい「抜釘の仕方」
「抜釘」と書いて「ばってい」と読みます。
関西に,「ばってら」という鯖寿司がありますが,勿論,何の関係もありません
「抜釘」とは,文字どおり「釘」を「抜く」ことですが,医学用語ですから,あまり馴染みのない言葉だと思います。
私も,今回入院して初めて聞きましたし,ワープロで打っても変換してくれませんでした
骨折された方が,「今度,ボルトを抜く手術をするんですよ。」とおっしゃることがありますが,その手術が「抜釘」です。
つまり,骨折箇所を止めてある,色々な形状の金属を取り出す手術を「抜釘」と言います
今回,私が入院しましたのは,この「抜釘」の手術を受けるためです
■骨折は突然にo( ̄― ̄;)ゞ
さて,長寿社会の現代,ほとんどの皆さんは,「一生に一度や二度は骨折をする」と言っても過言ではありません。慌て者の方は,もっとされるはずです。
ということで,私の骨折を例として,骨折治療の現場からお伝えしたいと思います
私の骨折は,道を歩いていて自動車に押し倒され,そのまま足首の辺りを轢かれて,3箇所が折れました。
治療は,1箇所は自然治癒を待つという事で,残りの2箇所を切開し(痛たた…),骨を金属で固定しました
金属で固定したのは,左足のくるぶしの内外です。
外側の骨は金属のプレートを添え木の様にしてネジで止めて,内側の骨は長さ3センチほどの細長い金属二本を差し込んで固定してありました
同じような骨なのに,なぜ,まったく違う固定方法が採用されたのか,理由を聞かなかったのでよく分からないのですが,骨折の状態が違っていたのか,「いろいろな方法を試してみたかった」のかのいずれかだと推察されます。
理由を聞いてみて,後者だと笑ってしまいますね
こんなものが約一年,体内に入っていました
これは「お土産」として,もらって帰ってきました
■「抜釘」とはこんな手術です (。・_・。)ノ
骨折直後の治療とリハビリについては,昨年の春頃にブログで書きましたので,今回は骨折治療の総仕上げとも言える,「抜釘」について書きたいと思います
これは避けて通れないのですが,「抜釘」を経験するためには骨折をして,金属で骨折箇所を固定してもらう必要があります。
私の場合は,「交通事故」を選びましたが(笑),骨が折れればどんな方法でもかまわないようです
「抜釘」は手術ですから,手術の承諾書を書くのですが,「危険性」という項目を読むと,「殆どありません。」と書かれていました。
つまり,外科手術としては初心者向けのようで,とても気が楽になりました
しかしながら,承諾書を読み進めて「麻酔」に関する項目を見ると,「生命に関わる原因不明の反応が起こる可能性があります。(約8万人に1人)」と書かれており,一転して,少し気が重くなりました。
勿論,医学的には「麻酔」も含めて手術なんだと思いますが,「抜釘」は,本来の目的より,「麻酔」の方がリスクが高いという珍しい手術のようです
■正しい「抜釘の仕方」(^_^)/
正しい「抜釘の仕方」と書きましたが,「抜釘」をするのはお医者さんですから,正確には正しい「抜釘のされ方」と書いた方がよいのかもしれません。
ここまで読まれて,既にお気づきのこととは思いますが,「抜釘」の成否は「麻酔」の成否にかかっていると言えます
私は気が弱いので,医師に説明されるまま,「麻酔」をすることにしました。
一応,「全身麻酔にするか,部分麻酔にするか」の選択肢はありましたが,「麻酔をしない」という選択肢がなかったからです
これが手術方法として「正しい」と言えるのか微妙なのですが,「麻酔」のリスクがどうしても気になる方は,「麻酔なしでやってみる」ことをお医者さんに提案してみられるのも良いかもしれません。
ただし,提案が実現した場合は,かなりの痛みを伴うことが容易に想像できますから,手術前から素足で岩を蹴ってみるなど,痛みに耐える訓練をしておきましょう
なお,その際には,骨折をしないように気をつけてくださいね
あっ,ひと時というより,ずーっとくつろいでいました…


