「所により一時にわか雨」は,ご存知のとおり天気予報の常套句です。
なかなか,突っ込みどころが満載の言い回しですね
■これって予報なんでしょうか
私の住んでいるところは,天気予報のエリアで言いますと「京都府南部」になります。
京都市から南側,全域がここに含まれますからかなり広い地域です
そんな広い地域で,場所を特定せずに「所」と言われても困りますし,「一時」と時間を特定せずに言われてしまうと,更に困ります。
この言葉は言い換えると,「何処で何時頃に降るか言えないけど,にわか雨が降るよ」ということなんですね。これって,予報なんでしょうか
■日本最初の天気予報
日本で最初に天気予報が出されたのは,明治17年6月だそうです。
その時の予報は,何と全国まとめて一つの予報を出していたようで,次のような文面です
「全国一般風の向きは定りなし 天気は変わり易し 但し雨天勝ち」
思わず,「うーん」と唸ってしまいました。
6月といえば梅雨の時期ですから,まー,雨が降ることも多いでしょうから,この予報でしたら観測するまでもなく,私でも出せるような気がします
■「山沿い」っていったい
あと,天気予報でよく使われる言葉に,「山沿い」というのがありますね。
「山沿いではにわか雨が降るでしょう」,のような使い方をされます
この「山沿い」も,判断に困る言葉です。
北海道や関東平野などのごく一部を除いて,日本の大抵の場所はそう遠くないところに山が見えますから,大まかに言えば大抵の場所が「山沿い」です
ですから,「山沿い」などというあいまいな言葉を付けずに,「にわか雨が降るでしょう」でいいと思うのですが,どうしても「山沿い」を付けたいようです。

夏ですねぇー

