■私の思い違い辞典~アナザー・デイのおことばひろば■
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【も】 ももくりさんねん(桃栗3年)
《間違い度》 ★★★☆☆
《コメント》 我が家のアボカドは,いつ実がなるのでしょう
女優「原田知世」さんの,映画デビュー作「時をかける少女」を見ていると,「桃栗3年,柿8年…♪」という歌詞の歌が出てきます。
「桃栗3年,柿8年」という言葉は知っていたのですが,歌があったのは知らなかったので,「へぇっー」と思いながら見ていました。これは「童謡」なのでしょうか
それより,驚いたのは,「桃栗3年,柿8年」に続きがあったことです。
確か,「桃栗3年,柿8年,柚子は9年でなり下がり,梨のバカめは18年」という歌詞だったように思います
気の毒なことに,「梨」は馬鹿扱いされています。
失礼な歌ですね
今回は,このような数え唄について,書いてみたいと思います
■「雲太,和二,京三」
この言葉は,以前に少しご紹介しましたので,暇な方,じゃなかった,記憶の良い方は覚えておられるかもしれません。
「雲太,和二,京三」は,「うんた,わに,きょうさん」と読みます
これは,平安時代の「口遊(くちずさみ)」という本に書かれている,当時の建築物の高さの順を謳った数え歌です。
「出雲太郎,大和二郎,京三郎」の略で,太郎は「出雲大社本殿」,二郎は「大和東大寺大仏殿」,三郎は「平安京大極殿」のことです
「大仏殿」は何度か焼失していますので,今は当時より低くなっていますが,当時は45mあったそうです。
それより高い「出雲大社本殿」は,48mもあったそうで,あまりの高さに平安中期から鎌倉中期までの200年間に7回も倒れているそうで,その結果,今の形に落ち着いたようです
■「一富士,ニ鷹,三茄子」
「一富士,ニ鷹,三茄子」は,ご存じのとおり,初夢に見ると縁起が良いと言われているものの順位で,「いちふじ,にたか,さんなすび」と読みます。
そもそも,この三つを普段,夢で見ることは滅多に無いと思われますから,そんな夢を初夢に見てしまうということは,ほとんど奇跡といっていいと思います
勿論,私は一度も見たことはありませんので,宝くじの一等すら当たったことがありません。
「茄子」の夢を見る人って,「茄子」を作っている農家の方くらいではないでしょうか。それ以外の方に,「夕べ,茄子の夢を見た」と言われたら,何となく「不気味」です
この数え唄にも,続きがあることを,つい最近知りました。
レンタルDVDで借りた,アニメ(「銀魂」という,読み間違えるとまずい言葉になる題名のアニメです。)のセリフにあったんです
「四扇,五煙草,六座頭」と書いて,「しおうぎ,ごたばこ,ろくざとう」と続くんだそうです。
これまた,見事に滅多に見そうもないものが並んだものです
「座頭」と言われても,私には「一体どんなものを見たらいいのか」さえわかりません。
今は亡き,俳優「勝新太郎」さんの夢でもみればいいんでしょうか
■ちなみに
「桃栗3年,柿8年」に戻りますが,臨済宗に次のような言葉があるそうです。
「桃栗3年,柿8年,梅はスイスイ13年,梨はゆるゆる15年,柚の大バカ18年,ミカンのマヌケは20年」
これは,人生,一つのことをやり遂げるのに,努力をした人は3年,努力を怠った人は20年かかるということで,努力することが大切だという教えなんだそうです。
「ミカンは努力をしない怠け者な果物」になっているんですが,あんなに善良そうな果物なのに不思議です

