京都弁通信講座(レッスン・1)
 

~あなたもネイティブな京都弁が話せます~


 さて,京都旅行を快適にするには,「京都弁」の理解が不可欠です。

 ということで,具体的に京都に来られる予定のある方,また,そのうち行くかも知れない,さらには,転勤で京都に住むことになるかもしれない方のために,不定期に「京都弁の講座」を開きたいと思いますひま


 無料ですから,気軽にお読み下さい。

 では,レッスンを始めたいと思いますha-to

 

[例文]

 生粋の東京人である「東 京一(あずま きょういち)」が,急に「そうだ,京都行こう。」と思い立って,京都旅行に出かけました。

 新幹線の京都駅を降りて,「ロウソクのお化け」のような「京都タワー」に見とれながら歩いていると,和服姿の京美人の女性と,すれ違いざまに肩が当たってしまいました354354

 

京一:あっ,すいません。

女性:まあー,堪忍しとくれやすな。どうもおへんどしたか?(1)

 

京一:は,はい。大丈夫です。あなたの方は?

女性:へえ,何ともおへんえ。ほな,ごめんやす。(2)

 

 京一は,美人の女性に未練を残しつつも,時間も遅いので,急いで旅館までタクシーで行くことにしました。

 

京一:ええっと,「からすまるまるふとまち」の「はんなり旅館」までお願いします。

運転手:ええ,何でっか?(3)

 

京一:んーと,「からすまるまるふとまち」の…

運転手:お客さん,京都にそんなとこおまへんで。(4)

 

京一:この案内書のところです。(案内書を運転手に見せる)

運転手:ああ,「烏丸丸太町」でっかいな。びっくりするがな。(5)


[日本語訳]

(1) まあ,ご免なさい。何ともなかったですか。

(2) はい,大丈夫です。では,失礼します。

(3) ええっと,何でしょうか。

(4) お客さん,京都にはそんな所はありませんよ。

(5) ああ,「烏丸丸太町」ですか。驚くじゃないですか。

 

[親切な解説]

(1) もっとネイティブな言葉では,「堪忍しとくりゃすな」という言い回しもありますが,発音が難しいので使われない方が無難と思われます。

「おへん」の「お」は,「ある」という意味の動詞で,「へん」は否定を表わす助動詞です。

「へん」は,「知りまへん(知りません)」,「食べまへん(食べません)」など,日常会話でもよく出てくる言葉ですので,覚えておかれるとよいです。

(2) 「おへんえ」「え」は接尾詞で,女性言葉です。これを使っている男性には近づかない方が良いと思います。勿論,個人の趣味の領域ですから,最終判断はお任せします。

「ほな」は,「(それ)では」と言う意味です。この言葉も,別れるときの言葉の「ほな,さいなら(さようなら)」としてよく使われますので,覚えておかれると便利です。


(3) 「でっか」は,「ですか」という意味の男性言葉です。会話の語尾によく付けられます。

ちなみに,女性は「どすか」を使います。今回の例ですと,「何どすか?」となります。


(4) 「おまへん」,はいわゆる関西弁であり,京都弁ではありません。この運転手さんは多分,大阪出身の方と思われます。

京都弁では,(1)のとおり,「ま」がなく「おへん」となります。この辺りの「微妙な差異」が聞き分けられるようになれば上級者ですが,慌てず,じっくり勉強しましょう。


(5) 「烏丸丸太町」と書いて「からすままるたまち」と読みます。

「烏」を「鳥」と間違える方が多く,「烏丸」を「とりまる」と読まれる観光客の方がとても多いです。

 

 最初の講座としては少し難しかったでしょうか? では,次回も頑張りましょう。

 ちなみに「京都タワー」は,本当に「ろうそく」をイメージして造られたそうで,先日,通算の入場者数が2700万人を超えましたラブ


                         [今日の庭]

トゥモロー・イズ・アナザー・デイ(明日は明日の風が吹く。はず)-蕾

何か芽吹き始めました。
多肉系植物だと思いますが,何でしょう…
四つ葉