トゥモロー・イズ・アナザー・デイ(明日は明日の風が吹く。はず)-帯・ティータイム

                                           ( クマっこクミ画伯 作 )

私説・楽しい歴史劇場

~聖徳太子と法隆寺(後編)~


妹子「おかしいなぁー。招待状の地図では,この辺りなんだけどなぁー。変な小屋があるけど,まさかあれじゃないよな。って,法隆寺って書いてあるぅーーー!!


太子「おー,よく来たな妹子。まー入ってよ。あっ,ちょっと待った,お土産ははてなマーク


妹子「あっ,要りますか。」


太子「当たり前じゃ。只で法隆寺に入ろうなんて,ずうずうしいにも程がある。かたはらいたいわむかっ


妹子「はいどうぞ。」


太子「えっ,石ってお前…,草ってお前…ガーン


妹子「そんなに落ち込まないでくださいよ。」


太子「こちとら,お土産だけが楽しみだったのにしょぼん


妹子「それにしても,いい建物ですね,太子。」


太子「おおっ。君は寺を見る目があるねぇーニコニコ


妹子「もう,立ち直ったんですか…」


太子「ささ,入ってよ。」


(法隆寺の中へ入る)


妹子「何だか,ひどくこざっぱりした建物ですね。」


太子「お菓子でも食べるかねはてなマーク


(賞味期限が切れた,「太子饅頭」を勧める)


妹子「太子,1年前に賞味期限が切れてるじゃないですかぁー。」


太子「太子饅頭だぞ,賞味期限など関係ないない。じゃー,僕が食べるよ。ううっ,まずい。妹子,早くお茶を持てお茶


妹子「えーっ。自分で入れてくださいよー,太子。僕,客なんですよぉー。」


太子「黙れ。早く持ってきなはれ。私は摂政じゃ。偉いんだぞビックリマーク


妹子(何で,僕が入れなきゃいけないんだ…)はいどうぞ。」


太子「…(うーむ。思いっきりお茶に指を入れておる。さすがわしが遣隋使に選んだ男じゃ,露骨に地味な嫌がらせをする奴だ。)」


妹子「じゃー,僕そろそろ帰ります。」


太子「えーっ,もう帰っちゃうの。ゆっくりしていきなはれ。」


妹子「遣隋使に行った時の報告書を書かなきゃならないんで,忙しいんですよ。」


(妹子,立ち上がるときに,足がしびれてふらつき,壁にぶつかる)


妹子「太子,この建物,何か揺れてますよ。」


太子「あっ,乱暴に扱っちゃいかんよ。将来,日本で最古の建築物になる予定なんだからえっ


(と言っているうちに,手抜き工事の法隆寺が倒壊する)


太子(初代法隆寺は,妹子の陰謀で倒壊したと日本書紀に書いておいてもらおう…にひひ)」


(おわり)


トゥモロー・イズ・アナザー・デイ(明日は明日の風が吹く。はず)-節分