私説・楽しい歴史劇場
新しいシリーズ物を始めたいと思います。
日本の歴史を参考に,私の想像(あるいは「妄想」)を展開してしまうという,とんでもない試みです
第1回目は,日本でもっとも有名な歴史上の人物といっても過言ではない「聖徳太子」と,彼が建設にかかわった「法隆寺」を題材にしたいと思います。
「あれっ,どこかで聞いた話だなぁー」と思われる方が,もしかしたらおられるかも知れませんが,気のせいです![]()
■「遣隋使」でひどい目に遭った「小野妹子」
聖徳太子は,先進国の隋と国交を結ぶことで,最先端の文化や技術を採り入れて,交流を通して日本の国際的地位を向上させようと思い,「遣隋使」という外交を始めました。
そして,第2回遣隋使には「小野妹子(おののいもこ)」らを遣わしたのですが,そこで事件が起こります![]()
外交デビューに舞い上がってしまった太子は,当時の超大国を相手に,例の「日出処(ひいずるところ)の天子……」という書き出しの,とんでもない失礼な国書を妹子に持参させました。
おかげで,妹子は,危険な航海をしてやっと隋に辿り着いたのに,危うく処罰されそうになり,きっと太子のことを快く思っていなかったに違いないです
今回は,そうした,太子と妹子の確執の一端を再現してみました![]()
■楽しい「法隆寺」の建設
太子「しばらく法隆寺の建設現場に行っていないけど,そろそろ出来てるはずだから,ちょっと見てくるか。私が発案した夢殿,できてるかなぁー♪」
(牛車で建設現場へ)
太子「あれぇー。何にも建ってないやおまへんがな。(近くの大工さんに向かって)おいおい君,法隆寺はどうなってるのぉー。全然出来てないじゃなぁい。」
大工「あっ,法隆寺ですか。あと30年くらいかかりますよ。」
太子「おいおい困るよ君ぃー。もう妹子に招待状を出しちゃったよ。」
大工「だって太子,お金ケチって僕一人しか雇ってませんから…」
太子「小屋でも何でもいいから,今日中に建ててよ。」
大工「何でもいいって…。本当に何でもいいんですね。分かりました。」
(小野妹子宅)
妹子「あっ,何か届いてる。ほげー,アホの太子からだ。なになに」
[招待状]
「アホの妹子へ 法隆寺が出来たぞ,ざまあみろ。とっとと見に来ぉーい。いいお土産もって見に来ぉーい。 聖徳太子」
妹子「あーあ,面倒だけど,行かないと太子,怒るだろうなぁー。ちょっとだけ覗いて,すぐに帰ろ。2分くらいで。」
(妹子,法隆寺へ)
妹子「久しぶりだなぁー,太子に会うの。 いけない,お土産持ってくるの忘れた。取りに帰るの面倒だから,その辺の石と草でも入れておこうっと…」
(つづく)

