■私の思い違い辞典~アナザー・デイのおことばひろば■
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【や】 やくざ
《間違い度》 ★★★☆☆
《コメント》 危ない話ではありませんので,お付き合い下さい
この言葉は,今ではすっかり,「特定の職業」に従事しておられる方をさすことが多くなっているようですが,もともとは「役に立たない」という意味で使われていました。
また,この言葉は,成立過程にとても興味深いところがある,珍しい言葉でもあります
今回は,そういう観点から,この言葉を考察をしてみようという試みであり,この言葉から容易に連想できる「特定の職業」に従事される方を,揶揄するという意図はありません。
ですから,私のブログを読んでおられることはないとは思いますが,いわゆる「お礼参り」などのお気遣いはなきよう,お願いいたします
■「八」,「九」,「三」”o(-_-;*) ウゥム…
実は,「やくざ」という言葉は,それを表記する「漢字がない」珍しい言葉の一つです。
反対語と思われる,「かたぎ」には「堅気」という立派な漢字があるのに比べて,何となく扱いが「ぞんざい」な気がするのですが,これには訳があります
「やくざ」に,どうしても漢字を当てないと気が済まない方は,「八九三」と書いてください。
というか,「八(や)」,「九(く)」,「三(ざ)」の三つの文字をくっつけて,そこから「やくざ」という言葉が出来たようです
つまり,普通の当て字とは逆で,まず漢字があって,それにひらがなを当てて出来た言葉なんです。
ですから,もし,「八」を「は」と読んでいたら「はくざ」,「三」を「み」と読んでいたら「やくみ」という言葉になっていたかもしれません
■「八」+「九」+「三」=「20」ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…
賭博で,三枚の数字の札を引いて,その合計の1の位に「9」に近い数字を作るというものがあります。
1の位が「9」になると一番「強い手」で,「0」が一番「弱い手」になるという,いたって簡単なルールです
もうお分かりになったかもしれませんが,「八」,「九」,「三」の三枚がそろうと「20」となり,1の位が「0」になり「最悪の手」になります。
このことから,この三枚の札をくっつけた「八九三(やくざ)」が「役に立たない」というような意味になったそうです
ここで,「1の位が0になる組み合わせは,他にもいっぱいあるじゃないか!」とか,「普通は,小さい数字から,三八九と並べるんじゃないの?」という,ひねくれた疑問をお持ちになる方も稀におられるかもしれません。
もっともな疑問であると私も思いますので,どうぞ調べてみてください
■「やくざな仕事するんじゃねえ!」(  ̄Д ̄)ノ(゚∇゚|| )ヾ
こうして出来た「やくざ」という言葉は,もともとは,主に職人さんが仲間内での会話で使用されていたようです。
「やくざな仕事」などの形容動詞の形で,「役に立たない仕事」というようなことを表していたんです
「こんなやくざな仕事しかできないのか,しょうがねぇーなぁー」のような感じで,親方が弟子をしかるときに使ったわけですね。
勿論,叱咤しているのですが,このように使うと,どことなく「愛情」が感じられる言葉になりますね。言葉は不思議です
皆さんは,「やくざな仕事」をされていないですか
私は,「給料に見合うだけの仕事」をしている自信はありませんし,周りの皆んなもそう思っていると思います


(よーこ☆画伯 作)
皆さん,大掃除は始められましたか


