■私の思い違い辞典~アナザー・デイのおことばひろば■
<索引をご覧になる方> → ここをクリック
【い】 いまこそわかれめ(今こそ別れめ)
《間違い度》 ★★★☆☆
《コメント》 そもそも今の若い人は,知らないかもしれません
前回に続いて,歌詞の思い違いです。
今回は,ちょっと季節外れですが,かつての卒業式の定番の歌,「仰げば尊し」(あおげばとうとし)の一節です
「仰げば尊し」は,かなり昔に作られた歌ということもあり,歌詞が昔風で難しいため,最近は「旅立ちの日に」や「贈る言葉」,「さくら」などの歌謡曲を取り入れている学校も増えています。
ですから,最近の若い方は,そもそも「仰げば尊し」なる歌をご存じないかもしれませんので,そういう方は,以下を読んでもよく分からないと思いますので,今回はここでお別れです
◇「今こそ分かれ目」
「仰げば尊し」の1番の歌詞の最後は,「今こそ分かれめ いざ さらば♪」となっています。
表題にも書きましたが,卒業式の歌なので,「今こそ分かれ目」つまり,「そうか,“今が分かれ目”なんだなあー」と感慨に耽っていたんですね
勿論,ここに書くぐらいですから,間違っていたわけですが,こんな紛らわしい歌詞にするのは辞めて欲しかったです。
正しくは,「今まさに別れよう」というような意味で,“係り結びの法則”(国語で習いましたよね。覚えてますか? 私は忘れましたけど。汗)の「こそ……め」を使ってあるわけです。こんなこと,小学生には分かりませんよね
◇「青田刈り」
卒業つながりで,もう一つ
「青田刈り」と言う言葉がありますが,これを,企業が良い学生を確保しようとして早い時期から採用内定を出すことと思っていました。
でも,正しくは「青田買い」なんだそうです
「青田刈り」と言う言葉もあるそうなのですが,昔の軍事作戦で,敵が食糧不足になるように,敵地にある,まだちゃんと実るかどうかわからないような,青い田を刈り取ってしまうことを言うそうです。
つまり,学生を「青田刈り」してしまうと,まだ役に立つかどうかよく分からない学生を採用する,アドベンチャーな企業になってしまいます

