■私の思い違い辞典~アナザー・デイのおことばひろば■
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【し】 しおどき
《間違い度》 ★★★★☆
《コメント》 これは,かなりの方が思い違いをされているのでは…
◇皆さんは,今が「しおどき」だ,と思われたことはないですか?
私は,沢山ありますが,一番最初に思ったのは,中学生になったときです。
小学生の頃は,自分で言うのもなんですが,結構,野球が上手だったので,勿論,将来はプロ野球選手になるつもりでした
しかしながら,中学校の野球部に入るのには,丸刈りをしなければなかったので,自分の限界を感じて,夢を断念しました。
何故なら,私は面長なので,丸刈りが似合わなかったので嫌だったんです。これが,私が人生で始めて「しおどき」と思ったことです
◇「しおどき」はややこしい言葉です
皆さんは,どのような「しおどき」があったでしょうか?
ここまでしつこく誘導すると,お分かりになった方もおられるかもしれませんが,私の使い方は間違いなんです
「しおどき」=「物事の引き際」という意味で使われることが多いのですが,本来は,そういう使い方はしないそうです。
そもそも,「しおどき」という言葉は,漁師が漁に出るときに潮の状況を判断して,最も適したときに船を出すことから出た言葉で,「物事を行うのに最も良いとき」というのが正しい意味なんだそうです
ただし,余りにも間違った使い方が浸透しているので,正しい使い方をすると誤解されることがあるかもしれませんね。
例えば,会社で,「仕事のしおどきだ」というと,「会社を辞める」ものと間違われてしまうと思います。困った言葉です
◎言葉のコラム
「雲太,和二,京三」
皆さんは,この言葉を聞いたことがおありでしょうか?
歴史に興味がある方はご存知かもしれませんが,余り聞きなれない言葉だと思います
これは,平安時代に,貴族の師弟の勉強用に作られた教科書に書かれている言葉で,当時の,日本全国にある大きな建物の順位を覚えるための言葉です。
今で言えば,「泣くよ(794年)鶯 平安京」みたいなもので,いつの時代にも同じようなことを考える人がいるわけですね
「雲太,和二,京三(うんた,わに,きょうさん)」とは「出雲太郎,大和二郎,京三郎」の略で,「1番 出雲大社本殿,2番東大寺大仏殿、3番 京都大極殿」ということです。
つまり,平安時代には,あの大きな「東大寺大仏殿」より「出雲大社本殿」の方が高かったようです
ネットで調べて見られると,当時の出雲大社の復元図が見つかると思いますので,一度,お暇なときにでも検索してみてください。
思わず,唖然とするような奇妙な建物ですよ
(8月18日追記)
蒲江瑠美子 さんが撮られた,「雲太」の模型の写真です → ここをクリック

