■私の思い違い辞典~アナザー・デイのおことばひろば■
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《間違い度》 ★★★★☆
《コメント》 相手が勘違いしていると使いにくい言葉です
◇女性の皆さんは,素早く反応したんじゃないでしょうか
この言葉を見て,女性の皆さんは素早く,自分との関係について自問自答されたと思います。
「年は取りたくないわねー」と思われたあなた。「どうせ私は姥桜よ」と自嘲気味に苦笑いをされたあなた。どちらも,間違われてますよ
「姥」という言葉は,「年とった女。老女。老婆。」という意味で,さらに,言葉の響きがあまりよくないこともあり,どうもよい意味の言葉とは思いにくいからなのか,本来の意味を理解されていない方が多く見られます。
勿論,私もかつてはその一人でした
◇謙遜したつもりが…
この言葉を,「どうせ私は姥桜よ」という感じで使われている方は,「どうせ私は,盛りを過ぎた女よ」というような謙遜の意味で使っていると思われます。
しかし,「姥桜」の本来の意味はそうではなく,「女盛を過ぎてもなお美しさや色気が残っている女性」のことで,誉め言葉なんですね
つまり,謙遜したつもりが,自慢していることになるわけです。
まー,多くの方が間違って理解しておられると思いますので,こういう使い方をしても自慢していると思われる方はかなり少ないはずですから,実害はないですが
◇とは言うものの
いくら,本来は褒め言葉であるということを学んだとしても,試しに褒め言葉として使ってみるのはちょっと勇気がいる言葉です。
例えば私が,少し高齢の女性を見るたびに「姥桜」と褒めたとしたら,そのうち女性が寄り付かなくなるでしょうね
とりあえず,中学か高校あたりの国語の授業でしっかり正しい意味を教えて,全国民のコンセンサスが形成されてから使ってみるのが無難であると,個人的には思います。

