■鹿に翻弄される皆さん(続き)■
前回に続いて,鹿君(鹿ちゃん)にまつわるお話を書いてみたいと思います。
勿論,鹿君に弄ばれて,ちょっと困惑する人のお話です。(不謹慎ですが)人の他愛のない不幸は,面白いでしょ
◇鹿君の「鹿せんべい頂戴攻撃」
私のように,しょっちゅう奈良公園で鹿せんべいをあげている方は,鹿君に囲まれても,「はいはい,すぐあげるから,ちょっとまっててね」と余裕でかわせます。
ところが,始めて来られた方などが,鹿にぐるりと囲まれて「鹿せんべい頂戴攻撃」を受けると,かなりの恐怖感があるようで,多くの方が鹿せんべいを投げ打って逃げてしまわれます
たちまち鹿君に囲まれて困惑する方
でも,皆さんご安心ください,鹿君は体を擦り付けておねだりをしてきますが,噛み付いたり,角でつついたり(偶然に当たることはありますが)することはありませんので,そういう状況に追い込まれても慌てる必要はないです
手前の紺色がポロシャツを着た私です。慣れれば,こんな距離でも平気です
ただ,あげるときに,あまりもったいぶると,「鹿せんべい頂戴攻撃」が激しくなり,鹿君の場合は角を,鹿ちゃんの場合は濡れた鼻を擦り付けてきます。
勿論,角を擦り付けられるのはちょっと怖いですが,それより,濡れた鼻を擦り付けられると鼻水が服についてちょっと気持ち悪いです。
「まー,それもいい記念だ」とい思われる方には,あえてお止めしませんが
◇工事を無邪気に邪魔する鹿君
現在,大仏殿の参道は路面の工事中です。
ということで,工事中の部分は,あちこちで赤色のカラーコーンと黒と黄色の縞々の棒で,人が侵入しないようにバリケードがしてあります
あちこちで棒が外れています。道は広いのですが,何故かわざわざ鹿君はここを通ります
勿論,鹿君にはそんな意図を汲み取る気配はまったくなく,自由に立ち入り禁止のところを出入りしておられます。
出入りするのはいいのですが(よくないか…),よーく観察していると,棒を潜る時はちゃんと頭を下げるのですが,すぐに頭を上げてしまうので,鹿君の体が棒に当たり,しょっちゅう,棒がカラーコーンから抜けてしまい,その度に,近所で工事をしているおじさんが元へ戻していました
またまた,一つ落っことしました
まー,例え真摯な鹿君がいて「しまった,棒をはずしちゃったので元に戻さなくっちゃ」と思っても,両手がふさがっているので,元へ戻すことはできませんが
◇大仏殿を参拝する鹿ちゃん
私が大仏殿の写真を撮ってると,門のところに鹿ちゃん(つのがないのでメスと思われます)が一匹いて,しきりに大仏殿に向かってお辞儀をしていました。
鹿君のなかにも,宗教心のある方がいるんでしょうか
大仏殿を参拝している鹿ちゃん
種を明かしますと,お辞儀をするのは奈良公園の鹿君の習性なんだそうです。
他のところの鹿君がそういう仕草をすることはあまり無いそうで,奈良公園では親から子へとその仕草が受け継がれていくそうです
この仕草,鹿君にとってもいろいろ便利ですよ。特に,「鹿せんべい頂戴攻撃」をするときは,お辞儀をすると,いかにも「おねだり」をしているみたいでかわいいですから,思わずあげたくなりますし。
もしかしたら,お辞儀をしたら鹿せんべいを貰えるので,その仕草を覚えたのかもしれませんね





