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【や】 やくぶそく(役不足)
《間違い度》 ★★★☆☆
《コメント》 年配の方でも間違っている方をみかけますね
◇念のためなのですが
最初に念のために,あくまでも念のために確認しておきますが,この言葉,学芸会などで劇をするとき「役」が「不足」して,先生が困っているときに使う言葉であると思っている方はいないですよね。
「あの子の役がないと,親がうるさいしなぁー」とかです
もしそういう方が一人でもいたら,日本の国語教育には大きな欠陥があったと言わざるを得ないですね。
歴代の文部科学(旧文部)大臣は責任を痛感して欲しいです
◇何が「不足」しているかを間違えるんですね
この言葉は,例によって二つの解釈ができてしまうのでややこしいんです。
つまり,何が「不足」していると思うかによって,まったく逆の意味になってしまうんですね
まず,間違いの方から。その「役」をやるには,その人の力量が「不足」していると解釈してしまう方が少なからずおられます。つまり「役>力量」という関係ですね。あっ,私もそうでした
正しくは,「役<力量」なんですね。つまり,「役」の方がその人の力量に対し低い,つまり「不足」しているということです
◇もし上司が間違ったら,すかさず揚げ足を取りましょう
この言葉は,比較的年配でも間違えて覚えておられる方も見かけます。
ということで,もし上司があなたの仕事の失敗に対して,「君では役不足だったかなぁー」と言ったら,すかさず「そうですよ,そもそも私はこんな仕事をする人間じゃないんですよ」と言い返しましょう
上司が不思議な顔をしていたら,正しい使い方をそっと教えて差し上げてください。
勿論,「このことは内緒にしておきますから」と,恩着せがましく付け加えるのを忘れないでくださいね

