■私の思い違い辞典■
【な】 情けは人のためならず
《間違い度》 ★★★★☆
《コメント》 今気づかれた方もおられるんじゃないでしょうか
◇日本語は奥が深いです
日本語というのは,日本に生まれて,しかも日本語しか話せない私が言うのも何ですが,他の言語にくらべ奥の深い言葉です
私の場合,この奥の深さについていけずに思い違いをしていると思われ,分析した結果,大きく分けて次の3つが原因となっているようです
1 今も残っている古語を,勝手に現代風に解釈してしまった。
2 聴いた言葉を,頭の中で間違った漢字に変換して理解してしまった。
3 そもそも間違いやすい言葉であり,言葉の方が悪い。
今回の間違いは,「ああ,あの間違いね」とすぐに気づかれた方も多いと思います。
そうです,「ためならず」という昔風の言葉の解釈を間違ってしまったというパターン,上で言えば「1」に当たる間違いですね
◇約5割の方が間違っておられるようです
少し前になりますが,2001年の文化庁の調査によりますと,このことわざの意味について,思い違いをしていた方が48.2%,正しく理解していた方が47.2%と,思い違いをしていた方が僅かですが上回っていたそうです。
いつも,いい加減な数字をでっち上げている私ですが,この数字はウィキペディアに引用してありましたので,私の創作ではないですσ(^_^;)アセアセ…
比較的若い方は,「ためならず」を「ためにならない」と理解してしまうと思いますが,正しくは,「ためにならず」は「ためではない」という意味です。
比較的若い(若いとは言えません…)私は,「そうか,情けをかけるのはその人のためにならないのかぁー」と疑いもなく思っていたのですが,「人に情けをかけるのは人のためではなく,いずれは自分に帰ってくるものだから,誰にでも親切にしておいた方がよい」という意味なんですね
◇言葉としてはどうなんでしょうか
ただ,言い訳をするわけではないのですが(と言うか,言い訳なんですが…),私としてはこの言葉,何となく心に引っかかるんです
そのまま素直に理解をすれば,自分への見返りを期待して情けをかけると言うことなんですが,果たしてそれを情けと言っていいのかということですね。
「んー」と思いつつ辞書を引いてみると,「情け=他人をいたわる心」って書いてありますから,情けとは,見返りを求めない純粋な気持ちで他人をいたわるのが本来の姿ではないかと思うんですが…。再び「んー」

