四万十川ウルトラマラソンからもう1週間経ってしまった………ハイ、四万十ロスですね
今回四万十川ウルトラマラソンを走れて、これでサロマと共に2大人気ウルトラの大会を経験できました✨
ロードでのウルトラ100kmの公認レースは北のサロマ、東の柴又、西の四万十となってます。
(ウルトラマエストロの南の沖縄は公認ではありません。柴又は、下の子が小学校を卒業したら運動会と被らなくなるのでその時挑戦しようと思います。沖縄は来年チャレンジ予定です)
そもそも、100kmで公認となると少なくとも信号待ちはなくさないといけません。
ただ、サロマも四万十も完全に道路を封鎖してやっているわけではありません。
マラソンに興味のない人にとっては、マラソン大会で何時間も交通規制なんてとんでもなく迷惑ですよね。
ウルトラは制限時間が13〜14時間です。こんなに長時間もある程度交通制限できて、信号がないようなコースを取れる所なんて言い方悪いですが「ど田舎」しかないですよね。
これらが成り立つのは地元の方々の理解とボランティアさんも含めたご協力のおかげなんですね。
でも、両大会に参加して思ったことは高齢のボランティアさんが凄く多い事。若い人が少ないんです。
更に、コロナ禍を経て地方の体力が削がれて衰退が著しいです。
レースの人気自体も陰りが見えていて。コロナ禍前はサロマは超クリック合戦、四万十はウルトラ唯一の抽選大会でした。
でもコロナ禍以降はサロマは定員が埋まらず、四万十は抽選ではなくなりました。
更に、ランナーのボリュームゾーンは正に自分の世代である50歳代です。
これらの事から、もう何年も大会開催は続けられないのではないかという懸念が生じます。
突然、今年から開催をやめますとなってもおかしくないかもです。
このブログを読んでくださっている方々の中には、ウルトラに興味があってサロマや四万十に行ってみたいな~って思っている人がいると思います。
是非是非、お早めの参加をご検討下さい😊
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サロマと四万十の比較をします。
100kmは定員3550人です。
四万十は10月第2週の日曜日開催です。2024年は10/13の予定ですかね。
100kmは定員1800人です。規模としてはサロマの半分ですね。
気候的にはどちらも同じ感じです。
2023年はサロマ(最高29℃、最低18℃)、四万十(最高27℃、最低15℃)でした。
地球温暖化の影響でもう今後はどちらも暑いと思って下さい。
ただ、サロマの方がコースの殆どが直射日光を受けるので暑く感じました。逆に四万十は木陰が多くて涼しく感じました。
コースは四万十の方がアップダウンがキツくて大変です。序盤に600mの峠越えがありますし、途中55kmの所にも結構な登り坂があります。
サロマは比較的フラットなイメージですが、予想以上にアップダウンもあります。途中45kmくらいで結構な登り坂あります。
あと後半に20kmほど鬼門のワッカがあります。ここは天候の影響を受けやすく、また地味なアップダウンもあり、何よりメンタル的にキツい所です。個人的にはワッカのキツさは過去最高でした(T_T)
陸連登録の恩恵はサロマだけです。
サロマは陸連登録者のブロックが最前なのでここからスタートできます。参加人数がウルトラにしては多いのでこれは助かりますね。
また、スペシャルドリンクが3箇所に置けます。
四万十に登録の恩恵はありませんが、ゼッケンがヒトケタになる可能性があります(笑)
スタートはブロックもなく並んだ順です。ただ、20分前までに行けばかなり前方に並べます。
スペシャルドリンクを置くのはありません。
また、どちらの大会も(サロマ 54.5km地点 、四万十61.5km地点)大エイドにドロップバッグを預ける事ができます。ドロップバッグの受け取りはどちらの大会も無線で知らせておいてくれるのでエイドに着いた瞬間に渡してくれました。なのでロスタイムも殆どありませんでした。
エイドの充実は断然四万十です。
サロマは5kmおきです。給食はそれなりに充実してますがバナナは1本まるごと提供でした。
コップが大きくて、後半は氷入の水が出てきます。
四万十はおよそ2.5kmおきです。サロマの倍くらいあります。水だけ提供のエイドと水以外もあって給食もできるエイドが交互に設置されてます。
コップはサロマよりは小さめサイズですがこれで十分でした。
バナナは切ってあって、半分で提供されていたので自分はとても助かりました。
アクセス・旅費はどちらも似たような感じでした。
アクセスはどちらもはあまり良いとは言えません。
正直、遠いです(T_T)
サロマは女満別空港直行でないとしんどいですが、便数が少なくて航空券は高額でした。逆に四万十は高知龍馬空港への便はLCC含めて沢山あリます。航空券の値段はサロマの1/3でした。
ホテルはサロマは網走や北見に沢山あるので困りません。四万十はホテルが少なくてオフィシャルツアーに全て抑えられているため個人で予約するのはかなり大変です。なので宿泊費は四万十がサロマの3倍しました。移動はどちらもレンタカーを借りました。
車がないと、レース以外は楽しめませんので複数人でレンタカー借りるのが良いかなと思います。
費用は(自分の場合)サロマが2泊3日で四万十が3泊4日でしたが、エントリー費含めてどちらも11〜12万くらいでした。
ただ、とにかくウルトラの場合はスタートが5時くらいなので前日入りはしんどいです。可能なら金曜日に移動することをオススメします。
あと、宿泊だけでもオフィシャルツアーのものを利用した方が高かったけど送迎や食事を考えたら楽でした。
その他
大会スタート地点のトイレの数はサロマはかなり多く設置されてました。四万十はちょっと少ないかな。
四万十は女性ランナーが少ないのか、女性用の方はあまり並んではいませんでした。
四万十は前日受付があります。これがかなりネック。サロマはありませんので楽です。
四万十は前日から循環バスが走っていてランナーは無料で乗れます。当日も臨時列車や無料シャトルバスが充実しています。スタートまでの距離も近いし、ゴールは街中の中村高校なので自分は歩いてホテルまで帰れました。
逆にサロマは無料シャトルバスというのは一切ありません。スタートかゴールのどちらかに車を置いて、事前予約制の有料シャトルバスでレース前かレース後に移動しなけれはなりません。これがかなり面倒です。
オフィシャルツアーの宿泊者ならばバスで送迎してくれるのでこちらの方が楽かもしれません。ただ、皆が揃うまで待たされる可能性あります。
以上、こんなところでしょうか。
どちらも多少問題はありますが、それを含めても走る価値のある素晴らしい大会だと思います。
検討されている方は参考にしてくださいね😊