平成28年6月12日新潟県の妙高市に採集に行った際にコムラサキの♀を採りました。
コムラサキは地味ですが好きな蝶です。小学5年生の時に初めて新潟県の川沿いのヤナギの周りを旋回するコムラサキ♂の幻想的な紫色の美しさを見てすごく感激しました。橋の上から見たコムラサキのオスの紫色が太陽光に反射して何と美しかったことか! あの素晴らしい情景は今でも深く脳裏に焼き付いています。
コムラサキは昔何回か産卵させましたが、野外のヤナギの木にネット掛けするのが一番よく産みます。
コムラサキ♀は個体によってよく産むもの(100卵以上)と、気難しく全く産まないものといます。
さて今回はうまくいきますか・・・!?
平成28年6月14日 実家の裏庭のヤナギの木 17年前に川沿いに生えていた約60センチのヤナギを
ここに移植した。 今では約4メートルに成長。 このヤナギの枝にネット掛けします。 写真下にネットが見えます。 ちなみに毎年でありませんが時々このヤナギに自然界のコムラサキが飛んできて自然産卵することもあります。
ヤナギの枝にネット掛け あまり直射日光があたると成虫が弱るので、やや日陰部分にセット
適度な飛べる空間があった方が成虫も産卵しやすい。
ネットの上側にはコムラサキ♀の好むポカリスエットを5倍に薄めたものをしみ込ませたティッシュとクワガタ成虫用のゼリーを置く。 ネット越しに成虫はこれらを口吻で吸う。 桃とかブドウも好みますのでこれらのフルーツゼリー等も有効です。
採集してきた新潟県妙高市産コムラサキ♀ ネットにとまる。
採集してきたコムラサキ♀ 新潟県妙高市産 お腹がとても大きく沢山産卵しそうです。