西表島では、ソメモノイモの葉ににコウトウシロシタセセリの幼虫も見られました。
コウトウシロシタセセリは南国特有の優美な蝶です。
ソメモノイモに巣を作るので発見は容易です。ソメモノイモは開けた明るい林道沿いによく見られます。
30年以上前に沖縄本島、石垣島を採集に回った時は蝶の卵、幼虫、植物の知識は皆無で幼虫、蛹を採るとか飼育のノウハウは全くありませんでした。しかもその頃の標本を今見ると、採っていた成虫は、美麗なアゲハ、タテハ、シロチョウ、シジミ類ばかりで地味なジャノメ、セセリ類はほとんど採っていないまさに初心者の状態でした(恥)・・・!
50歳のおっさんになって、今度はセセリや、ジャノメの渋さに惹かれるようになってきました。
人間が枯れてきたせいでしょうか?
幼虫の巣。 既に幼虫は引っ越しており空でした。
若齢幼虫の好むツヤツヤした新葉。
ソメモノイモ つる状で他の植物にからまったりしています。食痕と巣が見えます。
ソメモノイモは他の植物にからんで、上から下にぶらさがるような感じで生えていました。
根には紅色のイモが生り(食用は不可とのこと)、着物用の糸の染料として使わるれることからソメモノイモというそうです。