不整脈が落ち着き始めたと思った時に感染。
抜管に向けて進みかけたと思ったのに…。
「あたち、まだしんどいから抜かないで!」
娘がそう言ってるのかな?って、ダンナと話しました。
感染の菌の種類が特定され、ダイレクトに効く抗生物質の点滴を開始し、感染は落ち着いてきました。
不整脈も薬を色々試して、何とか娘にあったものに辿り着いたのか起きなくなってきました。
少しずつ、娘を起こす為に睡眠薬を減らし、人工呼吸器の設定を変え、人工呼吸器の力で呼吸する「強制」と、娘自身が呼吸する「自発」の割合を調整して行きました。
私達は、「自発」が表示される度に喜び、娘が少し手を動かしたり、頭を動かしたりするだけで大喜び!
そしてついにある日、私が一人で面会に行った日。
娘が目を開けました。
開けた目は…
え?真っ白?!
黒目は???
この子、黒目ないの?!
ずっと見てると…
あった!上の方にあった!
娘は上ばかり見てる…??
看護師さんに聞いたら、みんなそうですよぉ〜と笑われました。
まだ寝起きの状態の時は、ぼーーとしてて上に黒目が行くのは普通らしいです。
初めて娘が目を開けた顔を見る事が出来た!
産まれて2ヶ月も経って初めて…。
翌日、休みのダンナと一緒に面会に行った時には、娘は泣きました!
産まれて3日後の手術以来に娘が泣きました。
まだ人工呼吸器の管が入ったまま、声も出ないし、テープで管を止めているので口もほとんど開けられないけど…でも、起きて泣いていました。
抱っこが出来ないので、頭をそーと撫でてあげていると娘は寝ていきました。
不整脈も起きなくなり、少しずつペースメーカーの電源を切っても、心拍が乱れないかを試し始めました。
ICUに着くと、点滴の数、ペースメーカーの電源が入っているか消えているか、「自発」の頻度をチェックするようになりました。
昨日、抜管を試みようとしましたが、こーなったので辞めました。
そんな説明が先生から何度もありました。
管を抜く事は簡単ですが、ダメだった場合に再び入れるのは大変なので…と、何度も何度もトライしかけては辞めるのを繰り返していました。
そしてついに、抜管の日がやってきました。
その日は、ダンナも休みで一緒に面会に行きました。
娘のベットに近づくと…
抜けてる!!!!
うつ伏せに寝かされた娘には、人工呼吸器が付いてませんでした。
つい1時間前に抜管しました。
今のところ、問題なく呼吸出来てます。
と、先生から説明がありました。
2ヶ月間寝かされ、機械で呼吸をしていた娘が今、自分の力で呼吸をしている。
産まれた時以上に嬉しかったかも知れません。
本当に本当に、嬉しい日でした。
