魂を揺さぶる音!

 

ひとりの青年が

浮世を解脱したのだろう。

 

彼は、ある意味自分の一つの集大成を

築きました。

もちろん

もちろん、デビューが決まったわけではない。

それでもここはひとつの節目になるはずだ。

彼の本職は「学生」

僕は思う、だからこそ

この混沌を形にできたのだと。

 

音楽に憧れ、焦がれ

時には畏怖し、時には輝く。

そんな音楽を自分のものにした

形にしたのだ。

 

ミニアルバムが完成した。

約1年間をかけた

6曲がこの世に放たれた。

 

 

【VERBA CLOTHOSE】

【No Marks】

である。

 

バンド名は、「音楽と命を紡ぐ」

そんな意味を込めて自分自身で名付けた。

 

友人としてここでわかることは、

彼の根本にある優しさだ。

音楽を自分の為に、そして誰かの為に奏でる

僕はそんな風にとらえることが出来た。

 

このタイトルはあくまでも憶測であるが、

人生を表しているのではないのだろうか?

誰しも自由を求めて不自由になる。

もちろん彼も例外ではないだろう。

そんな不器用な生き方を捨てる。

誰かに捕らわれない

何者にも線引きされない

「No Marks」という事なのだろう。

 

このミニアルバムは

税込1000円で発売されている。

今ならオリジナルステッカーも

購入することが可能だ。

 

 

自己出版とは思えないクオリティーで

作成されている。

CDにはしっかりと印刷が施されている。

歌詞カードには、英詩の部分の日本語訳も入っている。

 

黒を基調としたデザインには

モダンのある、美しいデザインだ。

 

 

1曲目から体が勝手に動く

ノリの良い曲だ。

しかし、ダークな雰囲気を思わせる曲になっている。

身体から、頭から、心から吐き出される歌詞には

圧倒的な力強さが纏っていた。

 

一瞬の空白から2曲目に入る。

英詞と日本語詞が組み合わされていて

日本人に愛される局長になっていると感じる。

 

曲は終わりその流れで3曲目に入っていく

ここまで怒涛の流れだったが

物足りなさが生まれてくる。

もちろん良い意味でだ。

4分の曲がもう終わってしまったのかと感じる。

これは、耳に馴染みやすい曲だからだ。

誰でもハマることの出来る

ロックの王道と言えるだろう。

 

4曲目にインストが入り、休憩のような時間が出来る。

コース料理の中盤、口の中をリセットするのと同じだろう。

この先、ある意味曲調はガラッと変わる。

 

5曲目にて、落ち着きがあり

しかしダークさのある曲がでる。

彼の美しい裏声がポイントだ。

ゾクッとする。

まるでどこかで狙われているかのような

鋭さのある声だ。

 

最後の曲、この曲は思い入れが違うのだろう。

肩の力が抜けて、気持ちの良い声が響く。

まさにラストにふさわしい曲だった。

 

残念なことはひとつ。

録音機器が彼の才能に追いつくことが出来ていなかった。

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まずは彼の楽曲を聞いてみてくれ。

 

あなたの迷いを

悩みを

闇を

命の炎を

書き換えてくれることだろう。

 

 

収録曲

 

1.memory of regret

2.波濤の鷹

3.losts

4.futes dream

5.夜光虫

6.birthday

 

彼の好きなアーティストは

エルレガーデン、ブラフマンと

正しく影響を受けている部分もあるが

そこを昇華して新しいものが生まれている。

 

全国ツアー公演も楽しみだ。