どうも。今回はMicrosoft Windows XPをご使用中のユーザーへお知らせです。
ご存知の方も多いでしょうが、Microsoft社は2014年4月9日をもってWindows XPに対するサポートを全面的に終了します。つまり、ほぼ1年後までに乗り換えろ、と言ってるわけですねwまぁそれで稼ぐのがMicrosoft社恒例のビジネスという訳です。仮に乗り換えをお考えの場合、Windows XPからいきなりWindows 8などの最先端OSにしても使い方サッパリだと思うので、筆者のおすすめとしてはWindows 7 professionalがおすすめです。
理由としては、7という準最新のOSの機能性のよさに加え、professionalの場合、XPモードという機能がついていて、Windows7を起動しながらそのなかでXPの仮想環境が作れる、という機能があらかじめ組み込まれているからです。これを使用すればいちいち仮想OSを起動するソフトや、準備をしなくても、ボタンひとつでXPの環境を作れます。そのため、7がむずかしいな・・・と思っても、XPモードで作業をすることが可能です。
また、Windows7のサポート期間は2015年1月13日までですし、延長サポート期間は2020年1月14日までです。まだまだ大丈夫ということです。
Vistaにしようとお考えのかた、正直、やめたほうがいいです。安定性がなく、バグも多数確認されています。参考ながらにこのこともお考えくださいね。
しかし、発売から年月たった今、なぜ国内で使用されているPCの33%がWindows XPなのか?技術的な面で簡単に言えば、バグが少ないからです。さらに、使い勝手がよく、PCとして基本的に必要な能力や一般的に求められる基本ソフトの能力を満たしているからです。さらに全体的な面で言うと、Windows XPが発売された当時、XPをインストールさせたPC本体の能力の問題があります。いまさらPC本体を変えずにWin7などの最新OSに乗り換えろ、などと言われてもPC本体の処理能力やCPUのパワー不足で、Windows7に変更すると、フリーズしたり、重くなったりする。。。。などと考え、そのままにしたりしているという傾向があります。本体も高いですし・・・上記2つの大きな理由を中心として、急にはOSを乗り換えれないという問題があります。
次に、もし、自分のOSがなにかわからない・・・という方、コンピューターを右クリックし、プロパティを開いてください。もしくは、本ブログ右側の広告欄の下に、ご自分のPCのiPアドレス、契約中のプロバイダ名、OSの種類、使用中のブラウザ名が解析されているプラグインがあるかと思います。そちらをご覧ください。
ちなみに筆者が自分で試したところ、きちんとLinux OSと表示されました。余談ですが、筆者はWindowsよりUbuntuという友人が作ってくれたLinux系OSのほうが使いやすいと考えているので、Windowsの環境が必要な場合はUbuntu内で仮想OSとしてVM ware playerでWindows 7を起動して使っています。
さらに、Windows XPを使用中のままサポート期間をすぎてしまった場合のユーザーへの影響についてもお話します。サポートが終了するからといって、XPが起動できなくなったり、インターネットを見れなくなる、と言ったような問題はおきません。ただし、XPのファイアウォールやWindows Defenderでセキュリティーホール(セキュリティプログラムの欠陥)が悪意のあるクラッカーによって発見された場合、サポート期間内だと、Microsoft社から自動で更新プログラムが配信され、セキュリティホールの修正プログラムをインストールできたところが、サポート期間外になると、そのような修正プログラムは一切配信されず、自分のPCが標的になった場合、クラッカーにセキュリティホールを突かれて、PCに侵入されるという事態が発生します。
アノニマスなどをはじめとする世界中の団体や個人のハッカーやクラッカーは日々、新たな攻撃手法を編み出している中でこれは極めて危険な状態だと言えます。年間で200万~300万の新種ウィルスが開発される中
XPを使用していると、それらに対応できないため、PC内部にあるクレジットカード番号や、住所、その他の個人情報が一挙に流出するという可能性も十分考えられます。アンチウィルスソフト(ウィルスバスターなど)をインストールしていれば大丈夫だろ・・・とお考えの方もいらっしゃると思いますが、今後、アンチウィルスソフトを開発している各社はWindows XPのサポート終了を期にアンチウィルスソフトの対応OSをWin7やMac、Win8などの最新のOSに絞る可能性があると筆者は考えています。そのため、実質的にWindows XP以前のOSを使用しているユーザーは個人情報がいつ流出してもおかしくはなく、無防備に等しい状態ということです
最後に、今後のインターネット界におけるWindows XPの立場についてお話します。現在、スマートフォンの普及により、Android OSのような個人が気軽に開発し、アップロードする。このような形式が主流になりつつあります。また、企業があらかじめ作ってくれた基本ソフトの上にあらたにソフトをダウンロードして活用するのではなく、そもそもの基本ソフト自体を個人がつくり、現代のユーザーが求める使いやすさや新機能を独自な開発をするようになってきています。現在筆者が使用中のいわゆるLinux系OSのことですね。このように個人が気軽に基本ソフトウェアやアプリ、ソフトを開発できるような風潮が広まる今、今後さらにこのような形式が増加すると思われます。そこでWindows XPの立場はどうなるのか?ということが論点です。現在、窓の社や、Vectorにアップロードされたソフトの対応OSを見てみると、Windows XPを最低ラインとして、それより昔に開発されたWindows2000、Windows98、Windows95に対応しているというソフトはほとんどありません。このように上記3つのOSに対応するソフトが少ないように、現時点ではWindows XPに対応するソフトはまだまだ多くありますが、今後、さきほど言ったようなLinuxやAndroidやさらにWindowsが進化し、Windows11などがでてきた際、Windows XPに対応するソフトはWindows2000などと同様、ほぼなくなるだろうと筆者は考えています。これから先のIT界では企業のソフトの上でダウンロードしたソフトを動かして活用するというよりも、自主的に個人が開発したソフトがIT界では普及すると考えます。しかし、今、いくらLinuxやAndroidなどが人気だとはいえ世界のPCの約4割を占めるWindows XPが急に人気が衰えるとは考えにくいです。ですから、Linux系OSが本格的にいまでいうWindowsの座を乗っとるのはまだまだ先の話だと思うので、今の段階ではとりあえず個人情報流出などに備え、OSを最新版にしておくべきだと筆者は考えています。
かなりの長文をお読みいただき誠にありがとうございました。