私が顔色を気にするようになったのは、嘘がバレたのが切っ掛け。
「顔を見れば分かるよ」って言われたんだ。
次からは表情を変えないように気を付けた。
そしたら、騙せるようになった。
相手の嘘を見破れるようにもなった。
今まで騙せていたと思ってた事は、向こうが付きあってくれた事もあったんだなって思った。
それからは、人の表情の変化を気にするようになった。
目が一番語ってくる。
話していない時の顔が本心に近いんじゃないかって思うようになった…
私が行動を気にするようになったのは、嘘がバレたのが切っ掛け。
「お母さんだもん。見てれば分かるよ」って言われたんだ。
『敵わないな』って嬉しく思った。
知られているほど騙すのは難しいと知った。
それからは、嘘をつくことが殆どなくなった。
普段の自分を、人の行動を気にするようになった。
人は殆ど同じアクションを起こすんじゃないかって思うようになった…
私が打算的になったのは、騙されたのが切っ掛け。
母が有り得ない嘘をついたんだ。
最初は嘘だと思っていたのに、何故か真実だと思い直してしまった。
思い返すと何て愚かだったのかと後悔する。
でもそれは、その時正常な判断が出来ないようにされていたんだと気付いた。
演技と言葉に惑わされない事を学んだ。
それからは、鵜呑みにしないで自分で考えるようになった。
お互いの損得を意識するようになった。
人を言葉で誘導するようにもなった。
騙されても大丈夫な嘘なら、いっそ騙されておこうとも思った…
私が仮面を被るようになったのは、騙されたのが切っ掛け。
母がからかうように嘘をついたんだ。
『騙されてたまるか』と思ったのに、また騙された。
挑発に乗って騙された。
それは心理戦だと教えてくれた。
人は気持ち次第で判断を鈍らせ、動かせる事が出来るとを知った。
私をよく知っているから騙せたのだと気付いた。
挑発に乗ったら負けということが分かった。
でも、時としてそれを楽しめなきゃいけないとも思った。
それからは、からかう為に騙して、からかわれる為に騙されてあげて、
そうやってジャレつくようになった。
騙したつもりでいる友達が可愛くて、嘘で守られている友達が羨ましくて、
そうしてあげてると思う自分が寂しいと思った…
そして今更仮面を外せなくなっちゃった。
だって、小学生の頃からしているんだもん。
みんな隠しているつもりなのかな?ってくらい感情が表に出てる。
目が笑ってないとか、変な間があるとか、一瞬口角が下がったとか…
それを見る度に、『私は大丈夫かな?』ってもっと上手に隠すようになる。
自然な動きのある表情を作って、何でも反応するように心掛けて、嘘が付けない子を演じて…
営業スマイルしながら、心で毒つく自分がいる。
相手を褒めながら、チョロイと思う自分がいる。
顔が見えないなら無表情のまま、声だけテンションを上げたりする。
そんな自分が気持ち悪い。
感情を隠すつもりもないって人も沢山見掛ける。
『そっちの方が楽なのかな?』
『そっちの方が良いのかな?』
そう思うんだけど…
『不安にさせてしまうよな』
『扱いずらいと、嫌われてしまうかもな』
『スムーズに事は進めたいもんな』
って思って出来ないでいる。