ステルス嫁になったきっかけは、一枚の写真。

夫と共通の知人たちとの集まり。

みんなで写真を撮る流れになった。

その写真は夫のSNSに載せるためのものだった。

私は端の方にいた。

というより、自分から端にいたわけではない。

気づけば私は一番隅っこで、夫は私に背を向けてみんなと楽しそうに話していた。

そして写真を撮る時になった。

私は入らなくていいらしい。

いや、入るなという空気だった。

その時は少し驚いた。

少し傷ついた。

でも今思えば、あれが始まりだったのかもしれない。

夫のSNSに載る写真。

夫の人間関係。

夫の世界。

そこに私は必要ないらしい。

だったら私も無理に入らなくていい。

そう思った。

それ以来、私は少しずつ存在感を消した。

誰かの横に並ぶためではなく、

自分の居場所を守るために。

これがステルス嫁の始まりである。


後に私は、この出来事を『ステルス嫁就任式』と呼ぶことになる笑