最初は少し窮屈なだけ。
「そのうち慣れるかも」
「私が我慢すればいい」
そう思って履き続ける。
しかし、合わない靴は突然足に馴染むことはない。
むしろ時間が経つほど、
靴擦れができ、
痛みが増し、
歩くこと自体が苦痛になる。
人間関係も似ている。
最初に感じた違和感を見ないふりして、
無理に付き合い続ける。
相手を変えようとしたり、
自分を合わせようとしたりする。
けれど、根本的にサイズが合っていないこともある。
もちろん、相手が悪いわけではない。
靴が悪いわけではないのと同じだ。
ただ、合わないだけ。
それなのに、
「高かったから」
「長い付き合いだから」
「ここまで我慢したから」
と履き続ければ、
傷つくのは自分の足である。
だから私は思う。
合わない相手との関係性は、
足に合わない靴を履き続けるようなものだ。
我慢は美徳ではない。
靴は履き替えればいい。
人との距離も、見直せばいい。
自分の足を守れるのは、自分だけなのだから。