第3回 東京健康塾 参加した。
南雲先生の乳房再建についての話では、自分はすでに同時再建をして
しまっていたので、あまり得られる情報ないかな、と思っていたが、
数字を多く使い、論理的に話を展開していく南雲先生の話は、結構興味深い話だった。
たとえば、日本では毎年25,000人が乳がんで
全摘なのに、再建をする患者は1割に満たない、対してアメリカは8割が再建するらしい。
これほど低い再建率の裏には、インプラントでは保険適用外で高額になってしまうという
ことがある。
確かにおいそれと出せる金額ではない。
結婚している場合、夫の収入だけの場合、気を使うかもしれない。
夫の合意が得られないかもしれない・・・ある患者さんは夫が、ガンだけ直せばいいじゃないかと
再建には渋い顔だと言っていた。 高額だと経済的なことも無関係じゃないかもしれない。
インプラントが保険適用になるべきだと私も思う。 心理的落ち込みもかなり違うと思う。
それだけ女性にとって胸は大切なのだ。
ちなみに、乳がん手術の後の放射線治療は5-7%生存率を向上させること、
温存の再発率は放射線が効果的であり、何もしないと30%が、放射線治療を
すると15%となるものの、それでも15%もリスクが残るということなども南雲先生の
話には出てきている。 これも、がんが 進行しておらず、小さい初期のもので
あれば、当然温存であるが、それ以外で、形が元とは全く違うものになるのに、
温存しているケースに対する警告として、だった。
高いリスクが残るようであれば、全摘しても再建できるということで
悩まずに済めばそれが一番いいのにと思う。
それには保険適用がされることが重要だ。
ちなみにインプラントによる再建手術を保険適用にすることを
求めた署名をナグモクリニックで募集しているとのこと。
私は適用されないが^^;、されるといいなと思う。