大嶋先生の本の中で、お友だちや母親に夫婦の事を相談していた女性の事が書かれていました。詳しくは忘れましたが、確か!事実無根の夫の浮気疑惑まで友人達からたきつけられて、うつろな目で離婚に踏み切れない私が悪いんです。と先生の前でつぶやく女性。隣には全てを改めて出直そうと、実際に生活を改めた夫がいる。でも女性はその夫を見ない。
で、先生が質問していくうちに分かったのが、友達や実母から、夫についての、ある事無い事の疑惑を取りざたされ、それを事実のごとく信じて影響されている彼女の姿でした。夫は浮気なんてしていない、彼女の不満を真摯に受け止め改め始めているというのに彼女の目にも耳にもそれが入らない。って・・・。
怖いね~~~!!!女同士の友情も嫉妬も。
別の所から聞いた話なのですが、友人からそのようなアドバイスを受けて離婚してしまった女性がいたと聞いた事があります。
私も以前に親しく付き合っていたママ友メンバーさんがいました。
家族ぐるみで子供が小さい時にはオートキャンプやら楽しい経験をさせてもらった彼らとは、全く関係を断つことは難しいのですが、それでも女同士の付き合いからは遠ざかっている私です。
なぜかと言うと、昔は自分の家庭の事を彼女たちに全て洗いざらい相談していたからなんです。
当時は良い関係だと感じていたのですが、今思い出すと、気持ち悪い事をさせられたのを思い出します。
夫と喧嘩するとまずは近所の年上のkさんに泣きながら話を聞いてもらいに行っていました。
彼女は相談受けるのが大好きな人でした。
他のメンバーにもこの情報は共有です。
子供が反抗期の時に大変だった時にもSOSでした。全部筒抜けだったなあ。懐かしい(わけがない)。
夫婦単位でk姉さん所で飲み会の時には、「ご主人よりも酔っ払っちゃって世話させちゃいなさいよ」って言われたり(笑)。いえいえあの人の酒量には太刀打ちできませんよ。
こんな事もありました。
「みんなで応援するからご主人に本音を全部ぶちまけちゃいなさいよ。」彼に改善を訴えるのよ。みたいに煽られた私。
みんなの前で夫に物申す。でも、そんなシチュエーション、夫は好みませんよね。なんでそれを理解しないでやっちまったんでしょう自分。と思いますよ。
当然彼は反発します。そこで私はママ友の期待に応えるべく気持ちわる~い演技をしてしまいました。
泣き落としなんて通用しない彼だというのに「パパのバカ!」とか「も~いやいや~~」風に両手で顔を塞いで泣きまね(だったと思うわ)しながら部屋を飛び出す。
ひとつ解説しておきますが、私日ごろ夫をパパなんて呼んでません。(笑)(笑)。やっちまった~~~やらされちまった~~。彼女たちはそーだそーだ!と表だっては言ってくれませんから(あれあれ失敗したわね。って感じなのかな。自分の演技に酔っていたからオーディエンスの反応は覚えていない)、結局、彼女たちの前で面白いお芝居を見せてあげたって事になりますね。
夫婦関係にはなんの変化もありませんし、かえってミソつけてしまった感じだったと思います。詳しい事は忘れました。
私が子供を使って夫に抗議するよう焚きつけたのも彼女たちだったなぁ。
仕事ばかりで子供達とはあまり遊んでくれなかったのは事実ですが、だからと言って夫として父としての責務を怠ってはいなかったのですが・・・。子供を構わない夫というレッテルをママ友たちと一緒に彼に張り付けた私でした。
だから子供を通して言わせてまった「お父さんがしてくれたことは!お金を持ってくる事だけだ!」って。その時はそーだ!そーだ!って私も思いましたが、これは夫を刺激しましたね。その後暫くは大変でした。そして彼女たちへの報告会。「で!?〇〇ちゃんはご主人になんていったの?」「かくかくしかじか」「それは!良く言ったわね!」としたり顔の彼女たち。
しかし、彼女たちの前で子供を英雄にして私達は何を得たのか、家庭内の不和と、様々な苦い経験以外の何ものでもありませんでした。
そんなおめでたい私も、ようやく気がついて来た。K姉さんんの周りって事件多くない?!って。
それ以来怖いなあと思って、必死に距離を置いてきました。
もちろん、私の人生で事件が多かったのは「偽りの快感」というものの悪さだったのですが。
偽りの快感については本に書いてあったかなあ。FAPの講座に出ないと教えてくれないかも。
ざっくり説明すれば、トラウマとなる環境の渦中にいた時、激しい苦痛を感じる出来事で感情が揺れ動いた後はその苦痛を和らげる脳内分泌物が分泌されます。モルヒネみたいなもの。カンナビノイドだったかな。それが偽りの快感で、その後の人生でもそのモルヒネが欲しくて、敢えてストレスフルな状況を引き起こす事を繰り返してしまう。
自分ではこんな怒りにまみれるような環境にはいたくない、改善したい。と思っているのですが、中毒性のある偽りの快感がその思いに勝り、というか制御不能なまでに欲してしまう脳。報酬系がガタガタになっているから。
ドーパミンてのがドバドバでてしまって、もはや制御不能なんですって。
確かにそうだと思います。
ギャンブル依存や薬物依存、恋愛依存、その他もろもろと同じような物なのかもしれません。
だから、危険なママ友とも仲良しでいられたって事かも。
ドーパミン由来にラリッていたけれども、違和感に気がついた私は偉かったかもだけど。
そういう訳で、最近はより精査したお友だちとお付き合いをしています。
高校の文化祭で友人が書いた脚本で「夏は来ぬ(こぬ)」ってお芝居の主役男性を演じたのを思い出しました(笑)。田口君だったかな・・・。演技の程はどうだったのか、でも芝居好きだったのは間違いないですね。
ですから、ママ友たちにやんやされてやっちまったんでしょう。
思い出すと恥ずかしいやら気持ち悪いやらです。
my黒歴史