私は生まれてから、18年間、施設で過ごしてきた。
この施設で過ごしてきた期間が、今の私を創り上げてきたと言っても過言ではない。
この18年間で得た力は数知れない・・・
身体に染み付いたこと。
それは「我慢すること」だ。
ただ、この我慢は今の私にとって悪いことにもなっている。
出来ないことを我慢する。
トイレを我慢する。
お風呂に入りたいことを我慢する。
喉が渇いても我慢する。
生きたい場所があっても我慢する。
やりたいことがあっても我慢する。
すべては、自分でできないからだ。
人間、誰しも頑張らなくてはならないことはある。
そして、時として我慢することもあるだろう。
ただ、これは、障がいが故に仕方のないこととして、あきらめることではないのだと最近ようやく気付いた。
わがままを言いたいわけではない。
もっと自分が希望する生活を実現したいだけなのだ。
ただ、シンプルに人間らしく。
その為にやるべきこと。
今の自分を知る。
そして、環境に目を向けて
その課題と向き合う。
自分の役割を果たす。
社会を変える。
今の多治見の制度を変える。
「多治見の」肥田和明から、「世界の」肥田和明に本気でなってやる!