先週は、28年振りに苦しい修行時代を過ごした…

新潟県の佐渡島を訪れました。



そして…昨夜、久しぶりに鼓童の1989年の写真集を

引っ張り出してみたんですね。



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19歳〜20歳の青春時代✨を、まだコンビニもファミレスもドラッグストアもない、完全に世間から隔離された島で。。。



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「大汗と、筋肉痛と、いつも手にひどい血豆と、真冬に極寒の中で薄着で過ごし、自らと闘う寂しさと、誰とも連絡とれない孤独さと、大量の巨大カメ虫と、風呂場に出現する巨大ヘビ🐍と、毎日必ず長い木造廊下を裸足で雑巾掛け…etc.」



そんな毎日を過ごした意味を考えてみた。



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とにかく夜7時を過ぎたら一斉に部落から灯りが消えてしまうのだ。




都会の横浜で育ったから、

街の灯りが恋しくて、誰かにつらさを聞いてもらいたくて、ついつい1キロ以上離れた郵便局の電話ボックスまで歩こうかと考えるが、



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街灯がないから…

月の明るい夜か、遠くのイカ釣り漁船が出ていないと、田んぼに落ちてしまうから容易に歩けない。



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NHKしか映らないがテレビは観ない、ラジオもハングル語かロシア語が中心、新聞もたま〜に週末のみ。


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海岸に打ち上げられるのは、韓国のお菓子の袋。



でも、いま考えてみると…



何も余計な事を考えずに、一心不乱に「太鼓が上手くなること、上に上がること」だけで毎日努力できた、唯一の期間だったと思う。




ある程度オトナになってから、自分を鍛えなおそうと地方に移住する奏者もたまに居るが、



それは言い換えれば…シーンから離れることを意味する場合が多いので、、、


僕にとっては大学に行かずに、あの時期に佐渡島に行く決断が出来た事を、心から幸運✨だったと思う。


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長男にも関わらず、それを許してくれた母には感謝しているし、逆に猛反対してくれた父にも…また感謝ですね。あなたが居たから反発して頑張れたのだ!



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あれから28年。


コンビニもドラッグストアも、

スタバやTSUTAYAまである佐渡島。




でも、変わらない風景を眺めながら…




先日、1人で飲みに行った寿司屋のカウンターに帰りのカーフェリーのチケットを忘れたんですが、それをご主人が翌日に周りのホテルに連絡してくれて、届けてくれたんですよね。



他の飲み屋でも、たまたま僕の事を知っている人がいて、それからもう…何にも頼まないのに、じゃんじゃんツマミや酒が出てくるし(笑)




とにかく‼️島の皆さん、抜群にいい人達ばかり👍🏻




寒かったけど…沢山笑って、沢山の笑顔に触れた、

暖かくて嬉しい時間でした😊





また来年、行こうかな〜〜