続、陸前高田について…

まず、前述の陸前高田市市会議員で、全国太鼓フェスティバル実行委員長で、少年野球のコーチもされている及川修一さんは、野球の教え子を８人とフェスティバル事務局の方を数人亡くされ、この４ヶ月…ずっと眠れないのだそうです。

夜…、一人一人の顔を思い出す度に、涙が止まらないとおっしゃってました。

同じ「修一」なので不思議な親近感があり、以前より親しくさせて頂いているのですが、普段は市役所職員と共に行政レベルでの復興に力を尽くされています。とにかく…気さくでフレンドリーな素敵な方です。

その及川さんも同行して、僕の思い出の場所を何ヵ所か回りました。



ここは、何度かテレビにも登場した、海の目の前にあるホテル。元々の地盤がゆるかった為に、ものすごいキチンと基礎工事をして建てたそうで、結果…この街で原型を残した数少ない建物の１つ。

僕は太鼓フェスティバルに来る度にここに泊まり、必ず前夜祭で地元の方々や各地の太鼓関係者らと"大フィーバー"していた思い出深いホテルです。



ここが一階の正面玄関。


横の駐車場は、すでに海の一部でした。



毎回酔っぱらう為に、１度も朝食を食べられなかったレストラン。(今更ながら悔やまれます)



ガレキを踏みつつ２階に上がり、廊下を抜けると…エレベーターホール付近。この辺りに、歴代の出演者の写真が展示されており、若い自分を発見して…驚いたものです。








廃墟ごしに見える海が、不気味なくらい美しい…


何とも言えないショック感が全身に巻き付きます。
今回は許可を得て、屋上に上がり撮影させてもらいました。




つづく