やむをえない事情で真夜中に
東名高速を走っていました
心細くなる暗闇で、被災地へ向かう
たくさんの自衛隊や消防隊
救急隊の車両を見かけました


救命ボートやショベルカー、クレーン
そして、自衛隊の方達を運ぶ車
真夜中に目立たない、ずっしりとした重ささえ
漂わせるモスグリーンの車
消防車、護送車、警告灯を灯し[災害支援]と書かれた車



その数はものすごい数で
今回の地震が引き起こした
被害の大きさを物語っていました



私の友人にも女性の自衛隊員がいますが
こんな時なので、もちろん音信不通
でも、しっかりと現実を目の前に
頑張っている事と思います



浜名湖のインターチェンジに入った時に
迷彩服や制服、オレンジのラインが入った
たくさんの方を見ながらトイレに入った時に
女性の自衛隊員の方2名をお見かけしました



友人といつも、ごはんなど食べてる時に
彼女の独特な話し方で訓練の話を
ユーモアたっぷりに聞かせてくれたりしつつ
何かあったら、私も行くんだよ~と
言っていたのを思い出しました




友人の面影と重なりたまらず
「これから行かれるんですよね」
とお声がけしたら
「はい、そうです」


...........。



なんともいえない雰囲気に
それ以上話したりするのは不謹慎かと思い
自分が伝えたかったただ一言を選んででたのは


「応援しています」
これしか出てきませんでした


そしてぎゅっと握手をした手は
冷え性の私よりとても冷たかった


それもそうです、移動の際の車は
モスグリーンの布の屋根だけ
たまに破れていたりして
速度に負けてバタバタと揺らし
冷たい風を中に巻き込んでる様子が見えました


真冬に窓を開けて走っているのと同じ
暖房はもちろんありません
固いベンチシートに向かい合わせ


前に東京から仙台に車を走らせたとき
4時間半くらいかかりました
ここは、まだ東京のもっと手前


どこから向かっているのだろう?と
車のナンバーを見れば広島、島根、鳥羽


少なくとも8時間以上の長い距離を移動して
被災地へと向かっています


渋滞もなくスムーズに進んでいる
東名高速ですが、料金所ともなると
ETCのついていることが少ない
救助車両はグリーンの電光掲示板が
灯っている[一般]に並びます


私もウッカリETCのカードを
忘れてしまっていたので
一緒に長い列を並んでいました


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しばらく並んでいると気がつきました


ETCで支払わないレーンが2つ


一つは


一般(グリーンの電光掲示板)
もうひとつは
一般/ETC(グリーン/紫)

救助車両は何台もいるのに
一般/ETCの料金所は民間の方に
譲られているのだそうです


こんなこと知らなかった...


私たちが眠っている間に
各都道府県が連絡を取り合い調整しながら
静かにルールを守って移動をして
眠りも浅く疲労もとれないまま
朝方に到着し被災地の救助活動に入っているなんて



テレビをつければ今でも
何も言えなくなるような現実がそこにあります



その中で
自衛隊や、消防隊、レスキュー隊
世界中から集まったエキスパートが
頑張ってくれています


明日からまた、天気は悪くなるそうです
いろいろな困難が被災地では次々に起こっています


心から無事を願っています


そして私たちは
今、何ができるのでしょうか?


人それぞれ、いろいろな考えがあるとおもいます
だからこそ、出来る人が出来る事を進んですればいいと思うんです


たくさんの[呼びかけ]というヒントは
被災地から離れた私たちの耳には
毎日届いている事と思います


テレビ・ラジオ・ツイッター


一人では小さな事でも
一人一人が努力する事で
現地の人の勇気となり
大きな希望に変わると思います


私たちができるはじめの一歩
健やかな春を迎えられるように


一緒に頑張ってくれたら
私の友人も励みになると思います


よろしくお願いします



みほ