もう9歳かぁ

初めて会った時は片手にすっぽりと
はまっちゃうくらい小さかったギャルも
すっかりおばぁちゃんになった


私の9年間の良い時も悪い時も知っていて
側にいてくれてるギャル
そんなギャルが脊椎空洞症とヘルニアになった


私もヘルニアなので特にびびりもせず、
「やっぱり歳とるとガタがくるんだねぇ」なんて余裕でいってたけど
この脊椎空洞症はなんか嫌な胸騒ぎがした



思い返せば、この2~3年の間にギャルは撫でている時に
キャン!と自分の痛みにビックリすることが増えた
自分もヘルニアでそんな体験をしているから
どっか骨のアンバイが悪いんだろうと
そのビックリを消すように撫でてやっていた


そして去年、松屋銀座の準備で忙しい最中
ギャルが痙攣を起したと母から電話があった
急いで帰ってきたのに、「仮病使ったの?」といわんばかりに
ワンワンとしっぽを振ってくるギャルにホッとした
しかし、ギャルが眠る横では、もしかしたら脳腫瘍かもしれない、、、とか
ありとあらゆる可能性を模索して不安を仰いで泣きそうな夜を過ごした


翌日、状態を話すと獣医さんにMRIを進められ
促されるまま予約を済ませた


昔は、人間のご飯のアマリモノをあげたりしていたのに
いまでは御法度、犬用のケーキ屋さんまであるし
お洋服まである、医療だってそうだ

家族の一員としての扱いを受ける時代


MRI代金80000円
こんな時代だ


人間ドック並みの設備
人間のように意思の疎通ができないので全身麻酔で行われるMRI
全身麻酔の際にもしも何かあった時の承諾症にサインをし
ギャルはブルブル震えながらチアノーゼ(舌が真っ黒)に
なるくらいの嫌いな病院でMRIを受けた


フィルムが仕上がり、ギャルが麻酔から目覚めまでの間に
別室で病名を聞いた

脊椎空洞症とヘルニア


脊椎の神経が通る場所に水が溜まって体が麻痺する病気
まだ、大丈夫だけど
そのうち歩けなくなる病気


それでも私はホッとした

脳腫瘍じゃないから

今日だって元気だ
時々、いつかそんな元気な姿を見れなくなる日がくるんだと思うと
取り越し苦労で涙がでるけど、まだ大丈夫


少し踏ん張れなくて
あれ?と自分で自覚できない表情で
ペタンと座り込むくらいならカワイイもんだ

最近では「頑張って!クララぁ!!」なんて遊んでるくらい

みなさんも家族の一員がいる家庭は多いと思います
その需要の多さに比例してペットロスも増えています
犬の寿命は平均で10~15年
普通に過ごせば必ず先に旅立つお友達


でも、私が愛玩動物飼養管理士として伝えたいのは
最後の一日まで、「あぁ、この人と一緒に過ごせて幸せだった」
って思ってもらえるように側にいてあげること

くらいカナ?


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