8月16日、やっと検査の日がやってきた。

朝8時半に初診受付を済ませ、泌尿器科外来へ進む。

今日まで、腎臓がんを経験した諸先輩方のブログを読んで、今後どのような検査が行われるのか予習してきた。

それから初めて会うお医者様の情報もできるだけ収集…しておきたかったけど、総合病院のHPの情報しかない。大学卒業年度から察するに、40才前後のお医者様らしい。わかっ!


診察の前に尿検査やら採血やら済ませてやっと診察に呼ばれた。いざ、先生とご対面。


おおっ!やっぱり若い!髪型は今時のソフトパーマ!はぁー、お医者様っていうのは勉強ばかりしていて、外見も世間離れしてるイメージだったけど、今時のお医者様は違うのね。

胸にぶら下げているネームプレートを手にして「担当する〇〇です。宜しくお願い致します」とご挨拶を頂き恐縮するとともに、こんな中年肥満ババアですみません、どうせなら小綺麗な中年が良かったですよね、と卑屈な気持ちも湧いてくる。きっと、先生が若いソフトパーマだからだ。


医「これまで何か自覚症状はなかったですか。血尿とか腹痛とか体重減少とか」

私「あー、体重は減らないですねー」

医「ははは」

私「でも、左の肋骨の下がシクシク痛む気がするんですが、気のせいでしょうか」

医「それは多分、気のせいですね」

え?気のせい!?いや、もう少し心配してください、先生。

お腹のエコー撮りますねって事で診察台で服をたくし上げ、わがままボディーを晒す。

医「残念ながら、やはり左の腎臓におできがありますね」

出た!おでき!医者界隈では腫瘍の事をおできと表現するのがデフォルトなのか!?それならば私も。

私「それは、残念なおできですか」

医「そうですね」

覚悟はしていたが、ガン。おできなんて響きにだまされないわよ。ガン。健診センターのエコーでは4〜5センチと聞いていたが、それよりも大きいらしい。そしてより詳しく見るため、造影剤を使ったCTを撮らせて欲しいとの事。

ええ、もちろんいいですよ、お漏らし案件と間違えてしまいそうになる、あれですね。予習してきたのでわかっております。さ、とっとと撮りましょう。仕事休んできたので時間は十分あります。

医「じゃ、今日はCTの予約入れてって下さい」

え?今日じゃないんですか?何だよー、今日は一歩進んだ検査が受けられると思ってたのに、結局ドックと同じ検査しただけか。でもソフトパーマ先生が次回って言うんだから仕方ない。


看護師さんによると検査が混み合っていて8月中の予約は厳しいそうで。私はいつでもいいので任せますよ、と言ったのだけど、再び戻ってきた看護師さん曰く「先生が8月中にって言ってるので、検査担当と調整します」

あら。私は急ぐ側の人間って事ですか。


という事で次回の検査は8月30日になりました。って、ほぼ9月じゃん。