うちのベランダに大きめの鳥がやってきて、洗濯竿にとまってピーピー鳴くんですね。
おっきめのフンをするからあたしはいやで、追い払うんですけど、この間その鳥を見ながらふと
「このベランダは誰のものだっけ?」
って思ったんです。
そして、
「ピーピー鳴く鳥がきて、おっきいフンをするのがいやだ」
という考えがなかったら。。
そこはその瞬間、完璧にその鳥がいるべき場所でした。
あたしの家の
あたしのベランダ
そうやって、小さく小さくせかいを切り取って
あの、大空さえも小さく閉じ込めて
小さな鳥の侵入さえ許さない
「わたし」というものはどこまでも狭量で小さい
「わたし」というものがなかったら。。
あの鳥がその瞬間完璧にいるべきところにいる
このマグカップも
このスマホも
あたしも
ここにあるのだから、この瞬間完璧にここがいるべき場所だ
いまここが
いつもいるべき場所
このマグカップ
このスマホ
そんな言葉で小さくせかいを切り取らなければ、
。
。
。
せかいは無限大に拡がっていく
